01.29 腹立ち半分日記


 今日の怪獣は食玩のサータン。商品化の機会に恵まれなかった怪獣なので、このアイテムはとても嬉しいのだけど、それにしても不細工な面構えです。狡猾そうな表情とか、頭にまばらに毛が生えてるとことか醜悪すぎてむしろ秀逸。決して好きな怪獣ではないのだけど、体が中性子でできていて通常の物質はすり抜けるってSF設定は、1971年当時としては非常に斬新で素晴らしいと思います。

 閑話休題。
 迷惑メールがあまりにもひどいので、長年愛用してきた携帯のメアドをとうとう変更してしまいました。すごくシンプルで気に入っていたんだけどなぁ……。本当に悔しいです。

 悲しいのは、届けられる一通一通の迷惑メールの背後に、確実に一人ずつ、人をペテンにかけようという悪意を持った人間が存在しているという事実。世の中、こんなにも詐欺師だらけなのかと思うと、非常に切ない気分になります。
 みなさんもよくご存知と思いますが、文面がまた凝っていて、ちゃんとシチュエーションとかセリフを作ってる。こういうのを考える作業って、私の生業であるシナリオ制作にすごく近いのだけど、それが誰かからなけなしのお金を巻き上げるためだと思うといたたまれません。

 この迷惑メールをせっせと送信している業者って、なんとかして逮捕できないのでしょうか?
 だって、詐欺行為の意思が明白なんですから。こういう悪質な連中を一掃できれば、どれだけ住み良い世の中になることか。
 近頃は路上喫煙だとか、違法駐車の取締だとか、人に迷惑をかける行為に対して社会が厳しくなっているけれど、最初から人の顔に煙を吹きかけることを目的に煙草を吸ってる人間なんかいないし、違法駐車だって道交法で規制されているだけで、誰にも迷惑をかけていないケースが多々あります。それでも四角四面にルール違反だといって罰される。そんな無駄な取締に公的な予算を使うぐらいなら、最初から明らかに悪意をもってメールを送っている連中を厳しく取り締まってもらいたいと、切実に思います。

 


01.27 殺生石


 日曜日ということで日帰り旅行。
 埼玉の我が家から近くて便利な栃木県の那須に行ってきました。
 そして、那須に行ったときには必ず立ち寄るのがここ、妖怪・九尾の狐のなれの果てとして有名な殺生石です。

 伝説では死んで石になった後も祟り続け、近寄る生き物を見境なく殺したゆえに殺生石とされていますが、これが伝説でもなんでもなく、現役バリバリで殺生を続けているところにこの史跡の醍醐味があります。
 今日も地元のパトロールのおじさんに話を聞くと、キツネとカラスと野ウサギがそれぞれ一匹ずつ、死んで石の周りに転がっている。屍をカラスが突っついてどうにも無惨なので、観光客が途切れた頃合いを見て片づけるとのこと。そもそもなんでパトロールが必要かというと、殺生石に石を積もうと近づいて救急車で運ばれるお調子者の観光客が絶えないからだそうな。あなおそろしや九尾の狐の祟りです。
 
 日本各地に妖怪ゆかりの史跡数あれど、その霊験が21世紀の現在に至るも続行している場所というのはそうないのではないでしょうか? 種を明かしてしまえば硫化水素、亜硫酸ガス、そして砒素という火山帯特有の有毒ガスの仕業であるとわかっていても、ここに行けば九尾の狐に会えるような気がして、私はこれからも、何度でも足を運ぶつもりです。

 殺生石を見た後は、そこから徒歩3分の場所にある那須湯元温泉鹿の湯へ。白く濁った強力な硫黄泉は万病に効きそうな……。家に帰ってきても、いまだに全身から強烈な硫黄の匂いがします。


01.22 追悼、加藤博一


慌てて『月刊横浜大洋』のバックナンバーをひっくり返してみるも、加藤のカラー写真は皆無。
そもそもカラーページが少なすぎる。辛うじて一枚だけ見つけたこの写真は1984年の8月号、
移籍当初着けていた背番号22を新人の銚子利夫に譲ったという記事より。その後の背番号は44。

 ありえない。

 ほんっとにありえない。
 こんなにも早く加藤博一が逝くなんて。

 当時の大洋の選手の名前を一人も言えない人でも『スーパーカートリオ』という言葉には聞き覚えがあると思う。
 1983年に阪神から横浜大洋ホエールズに移籍した加藤博一は、シュアなプレーと宴会部長と称された明るいキャラクターで、ファンから生え抜きの選手以上に愛されたプレーヤーだった。当時の大洋には大人しい性格の選手が多く、彼の明るさはチームになくてはならないものだった。
 85年には、球界屈指のアイディアマンだった近藤貞雄監督の発案で、高木豊、屋鋪要と件のスーパーカートリオを結成。昨今はどこのチームの監督も口にする「機動力野球」を20年も前に展開して見せた。
 野球の奥の深さ、横浜大洋銀行と揶揄されるような弱小チームのファンでも、ちゃんとプロ野球を楽しめるんだということを教えてくれた選手の一人だ。チャンスで打席に入ったときに、なんとかしてくれるだろうという頼もしさは、高木や屋鋪以上だったと思う。
 また、最近はどこのチームでもやっている、外野スタンドのファンが声を揃えて名前を叫ぶという応援スタイルが最初に定着したのも、この加藤博一だったと思う。当時はよく横浜スタジアムの外野スタンドに観戦に行っていた自分も、なんど声を枯らして「ひろかず〜〜〜!」と叫んだことだろう。
 OBや監督の訃報というのは今までもあったけれど、自分が現役時代をよく知っている選手となると、また話が違う。愕然とする。あまりにも早すぎる。

 加藤博一さんのご冥福を心からお祈りします。


01.19 INFOBAR 2


 携帯変えました。4年間待ちに待った、新しいインフォバー。このページで前の携帯を紹介したのが2003年の暮れですからね。我ながらずいぶん辛抱したもんだ。新旧インフォバーユーザーは多いと思いますが、初代から直接の機種変って人は少ないんじゃないかなぁ(ちょっと自慢)。
 色はMIDORIです。初代インフォバーでは色の名前もひねってNISHIKIGOI(錦鯉)とかICHIMATSU(市松)とか呼んでいたのに比べると、ミドリってのは素直すぎて物足りないなあ。AMAGAERU(雨蛙)とか……GACHAPIN(笑)とか考えられたと思うんだけど……。カエルだと、女性が気味悪がって使ってくれないからかしらん?
 


〈ザク〉と称される背面カメラ周り(笑)。
確かに似てるけど、スピーカの穴のあたりは水中用っぽい趣もあります。
あ、仮面ライダーストロンガーの目にも似てる!

 


01.18 ミクラス


 昨日ここで取り上げた『CLOVER FIELD』、公開が始まった本国からの情報を総合すると、徹底的に主観映像を用いた極めて臨場感の高いスリラーのようですね。音楽もほとんどなくて、ハンディカムのブレまくりの映像が多用されていて、大画面で観ていると酔いそうになるらしい。あまり呑気な映画ではなさそうだなあ……。
 ここに貼っておいた怪獣のバレ画像はどうやら偽物もいいところだったようで、ある意味一安心。あんなランカーピットモンスターみたいな怪物じゃぁ、当たり前すぎますからね。実際に登場するのはもっと意外性のある怪物らしいです。プロデューサーは日本のゴジラのように、アメリカを代表するような怪獣にしたいと意気込んでいるらしいですが、はてさてどうなりますか。

 そんなわけで今日の画像は日本を代表する呑気な怪獣(?)ミクラス。X-PLUS=少年リックの最新ソフビです。やっぱり自分としてはドロドロヌタヌタした昨今のクリーチャー系のモンスターではなくて、こういう皮膚が乾燥した怪獣の方が好みだなぁ……(汗
 眉毛(?)まで植毛されているのには感心したけど、せっかく開いた口と閉じた口のコンパチになっているのに、歯を接着してしまうと閉じた口が取り付けられなくなってしまうのはどうしたものかと思います。

 怪獣映画についてもう少し話をすると──。

 昨今、怪獣映画、カタカナでモンスタームービーというと、クリーチャー系の怪物が登場するホラー/スリラータイプの映画ばかり。日本の怪獣映画の祖であるゴジラにも、第1作からして恐怖映画的なテイストはあるので、もともとそういうものなのかな、とも考えました。でも、そのルーツを辿ってみると、たとえばキングコングなどは冒険映画の系譜に連なる作品だと思うのです。もちろんキングコングをお手本にしたゴジラには当然そのテイストが含まれています。特に、怪獣映画が子どもに受けるという認識が認められると、その傾向は強まっていきます。
 ウルトラシリーズの源泉を辿ると、そのパイロットともいうべき『ウルトラQ』は『アウターリミッツ』や『トワイライトゾーン』などの、海外SFアンソロジーを模したもので、中にはホラーテイストのものもあるけれど、どちらかというとSF寄りです。結果的に『ウルトラQ』は世界的に見ても希な『怪獣アンソロジー』というジャンルをうち立て、それがウルトラシリーズや多くの亜流を生み、日本では毎週数多くの短編怪獣映画がテレビで見られるという状況を作り出しました。
 そのため、日本は世界に類を見ない怪獣大国になり、日本人(のマニア)は怪獣をモチーフにした映画の多様性を世界中の誰よりも知っています。
 可笑しかったのは、『CLOVER FIELD』に登場するモンスターについて議論をかわしていたアメリカのファンサイトに、これが正体だと称して『ウルトラマンネクサス』に登場したバグバズンのイラストが貼られ、元ネタを知らないアメリカの怪獣ファンの間で大騒ぎになったこと。アメリカの怪獣マニアって、免疫がないというか、怪獣ボキャブラリーが少なくて可哀想だな、と思いましたよ。たぶん頭数でいうと、日本の怪獣ファンの1/10に満たないんじゃないでしょうか。
 
 それだけ多種多様な怪獣を知ることができて、日本に生まれて本当によかったなと思います(笑)。

 だからね、怪獣大国日本としては、英語圏に対してその可能性をもっとアピールしていくべきだと思うのです。ホラーテイスト、ネトネトグチョグチョのクリーチャー系は任せておいてね。もちろんその手の作品にも傑作がたくさんあって、好きな作品もたくさんあるのだけど。

 それと、今回の『CLOVER FIELD』騒動の中で、またぞろ「いっそ最後まで怪獣の出てこない、怪獣出現の周辺状況だけを描いた作品が見たい」と言い出す輩がいて辟易します。そんなのすでにあるじゃん! 三谷幸喜さんの『やっぱり猫が好き』のブジラと、宮坂武志監督の『大怪獣東京に現る』だけで十分ですよ。この2作品を見て満足できなきゃ何本見たって同じです。そんなに「怪獣の出てこない怪獣映画」が見たけりゃ、ゴジラでもなんでもいい、普通の怪獣映画を借りてきて、怪獣が登場したら早送りすればいいんです。結局そういうことでしょ?

 


01.17 CLOVER FIELD


 今日は外国製怪獣映画のお話。

 米Apple社のQuicktime trailer 閲覧サイトで、予告編が公開され話題騒然の『CLOVER FIELD』。
 予告編を見る限り、ドキュメンタリータッチというか、劇中のキャラクターが民生用ハンディカムで撮影したとおぼしき映像がふんだんに使われていて、ひっじょう〜に臨場感があります。
 ことに、予告編のクライマックスである「遠くから何か飛んで来るぞ! うわ! ビルに当たった! 転がってくる! 何だ?! 自由の女神の生首だ!!」というカットは素晴らしい! しかしながら、事前にあまり情報が出回っていないところを見ると、もしかしたら予告編倒れのB級映画である可能性も拭いきれず、ヤキモキさせられます(笑)。

 最大の関心事は、どんな怪獣がでてくるのか。
 あっけらかんと怪獣を愛でる日本の怪獣映画と違って、向こうものの怪獣映画は基本ホラー映画的な作り方なので、映画公開前に怪獣の姿を公表したりはしないんですね。
 『CLOVER FIELD』の予告編も、まさにチラリズム。気をもたせるように、ビルの向こうを横切る怪獣の姿が一瞬、見えたか見えないかという映像になっています。
 そんななか、本国の映画ファンサイトに「これが『CLOVER FIELD』の怪獣じゃないか?」と貼られた写真を発見。
 ウソかホントかわかりませんが、もしアタリだったときのために、モザイクかけておきました(笑)。
 公開前に見ちゃっても後悔しない人だけ(駄洒落)Click!

 そんなこんなの『CLOVER FIELD』は本国では明日(1月18日)公開。公開後、どんな評判が伝わってくるか、とっても楽しみです。ちなみに日本での公開ももう決定していて、こちらでは4月にお目見えする予定。

 輸入物の怪獣映画で近年印象に残っているのはなんといっても韓国映画『グエムル〜漢江の怪物』です。VFXをハリウッドに発注したと言うだけあって、モンスター登場シーンのデキは抜群! 韓国では観客動員記録を塗り替える大ヒット作になったらしいのだけど、日本での興行成績はあまり芳しくなかったようですね。
 私の感想はというと、大方の人同様、結末の後味が悪すぎる、これに尽きます。そもそも「人を喰う怪獣」って苦手なんですよ。あまつさえ、食い散らかされた死体の描写もあるでしょ、この映画。
 やっぱり典型的な日本怪獣ファンである私としては、あっけらかんと観たいんですよ。
 その点、アメリカ映画でも、『トレマーズ』あたりは非常にヌケのいい作品で、ラストシーンではきちんと爽快な気分にさせてくれます。まあ、見せ方は基本ホラー映画なので死体も出てくるけど、お決まりのパターンの範疇なので、嫌悪感を抱かずに済むというのは大きいです。『トレマーズ』に2作目があるのを恥ずかしながら知らなくて、先日テレビで放送しているのを観たのですが、一作目同様の呑気で可愛い怪獣映画で、やっぱり微笑ましく観ることができました。
『ザ・グリード』あたりだと、かなりグロテスクなシーンもあるのだけど、やっぱりなんか呑気なのはアメリカ人の陽気さ故なのかなぁ……。
『グエムル』で面白かったのは、ソウルに住む韓国人の生活描写ですね。日本では、いくら観光スポットとはいえ、あんな都心部の河原に小屋を作って商売している家族なんていないものね。なんかすごくリアリティがあって良かったです。『グエムル』も2作目を作る話があるようですが、次はできればもっとのんびりした話にしてもらいたいなぁ。

追記:ちょっと気になってWikiってみたら、すでに『トレマーズ』って4作目まであって、本国じゃテレビシリーズにまでなってるんですね(汗)。不明を恥じるばかりであります。DVD借りてこようっと。 

 


01.09 NSX


 いやあ、レイブリック・ブルーはコヌラボによく馴染むなぁ。

 一昨年あたりからSUPER GT(旧全日本GT選手権)を見るようになりました。500馬力の上級クラスを争うレクサス、日産、ホンダの3車種の中でも、群を抜いて格好いいのがこのNSXです。元祖国産スーパーカーの名を冠するのは、トヨタ2000GTか、童夢零か、はたまたこのNSXかで意見が分かれるところですが、その名に恥じない迫力のフォルム、現在のライバルであるフェアレディZやレクサスSC430と比べて圧倒的に低い、昔のグランチャンマシンみたいなシルエットが男心をそそります。
 あんまり格好いいので、一昨年から昨年にかけてはNSXのプラモデルばかり作っていました。いずれもタミヤ1/24スポーツカーシリーズで、まずは上の写真、レイブリックNSX2005。往年の名ドライバー高橋国光率いるTEAM国光のマシンです。カラーリングがいいよね。これタミヤのオフィシャルサイトに写真を投稿していて、そちらでもご覧いただけたりします。「埼玉県 古怒田健志さん 42歳」とか書いてあって、ちょっとむずがゆいの(笑)。

 自動車のプラモデルは、上級者になるとデカールを貼った上からクリア塗装をして、表面をコンパウンドでピカピカに磨き上げるのですが、そこまでできない私の腕でもこうして写真で見るとなかなか見栄えがするものだなぁ(笑)。

 2台目はTAKATA童夢NSX2005。赤やシルバーのクルマがやたらと多いSUPER GTの参戦車の中で、唯一グリーンのカラーリングがひときわ目立つマシン。ホイールがゴールドというのもセンスいいよね。童夢と聞くだけでなんとなく胸が躍ってしまうのはスーパーカー世代の宿命だよなぁ。

 こちらは1998年のレースを戦ったレイブリックNSX。ブルーのボディにショッキングピンクで大胆に描かれたRAYBRIGのロゴ、鮮やかなグリーンのホイールが最高にエキセントリック。模型としては、作り安さ優先でシンプルに設計された上の2台と違って、エンジンまで精密に再現され作り応え満点のキットでした。完成後もクリアなリアウィンドウ越しにエンジンルームが鑑賞できるというのもポイント高いです。

 すべて完成後は人にプレゼントしてしまって手元にはないのですが、いずれのキットもさすがはタミヤという感じで、組み立ても塗装もとても楽しく、もう一回作ってみたいと思わせるものでした。今年のSUPER GTには昨年デビューしたばかりの日産GT−Rが参戦することが決まっていて、間違いなくプラモデル化されると思うので、ゆくゆくはそれを作るのも楽しみです。


01.06 SUBARU


 オンエア中のスバル・ニューフォレスターのCM。
 BGMにパチモンじゃなく、本物の『サンダーバード』のテーマを使ってるのは素晴らしいのだけど、滝から出てくるのはサンダーバードじゃなくてウルトラホーク3号だよ──というツッコミは、もはや世代人の義務といっても過言ではありますまい(笑)。

 滝に限らず、格納庫からターンテーブルに載って回りながら迫り上がってくるのはZAT以来(設定上はマットジャイロから)ウルトラ防衛隊の専売特許だし、いろんなものが混じってます。
(ターンテーブル上にフィックスしたカメラが車体の一部を舐めて背景が回っているカットはガイアのピースキャリーだし、ラストカット、視点にノーズがグワッと迫ってきてエンブレムのアップで切れるのはスターウォーズっぽい)
 
しかし、いずれにしても特撮オタの琴線に触れるCMであることは間違いなく、見る度にやったぜSUBARUと快哉を叫びたくなります。『ちょっとやりすぎじゃない』というセリフが入ってますが、やりすぎどころかもっとやれ!って感じです。

 免許取得以来乗り続けた愛車パルサーがボロボロになり、そろそろ買い換えたいとこのサイトにも書いてから幾星霜、とうとう昨年10月、新しいクルマを買ってしまいました。

 クルマ選びの条件はなんといってもマニュアル車であること。この時点ですでに選択肢はごく少数に限られ、結果として昨年の6月に発売されたばかりのニューインプレッサを選びました。これで私もスバリストの仲間入り(笑)。フォレスターではないけれど、このインプレッサもノーズの丸味や網目状のグリルになんとなくサンダーバードの頃のメカデザインのテイストを感じたりして悦に入っています。最近のクルマのご多分に漏れず目つきは悪いですけどね(笑)。

 実は父が往時の子どもたちから『はんぺんカー』と呼ばれ親しまれたスバル360からレオーネと乗り継いだスバル党で、私自身もスバルにはひとかたならぬ愛着がありました。また、インプレッサといえばWRC(世界ラリー選手権)を闘い続けるラリーベース車として、その走りには定評があります。思えば先代の愛車パルサーも、日産が最後にWRCに参加していたときのベース車で、これもまた何かの縁でしょう。実際乗ってみても、磨き抜かれたシンメトリカルAWDの路面に吸い付くような感触と、このクラスの乗用車にはもったいないとさえいわれる後輪ダブルウィッシュボーンサスペンションの恩恵で、うっとりするようなドライビングが味わえます。まあ、排気量1500ccですから加速性能はしれたものですが。

 よく「子どもが3人もいるんだからミニバンにすれば?」と言われましたが、なんか颯爽としたイメージがなくて私はダメです。そもそもマニュアル車に乗りたいのだから、ミニバンに選択肢は皆無なんですが。
 昨今、ミニバンのファミリーカー色を払拭し、スポーティなイメージを持たせるべく『二人のためのセブンシーター』なんてキャッチコピーのCMも流れてますけど、笑っちゃいます。インプいいっすよ、燃費はいいしとり回しは楽だし、室内も広々としていてゆったり乗れるし。

 ちなみに写真じゃぼかしてますけど、ナンバーは草野球の背番号と同じ数字です(自慢)。


01.05 必殺の0.1秒

 もうね、ふざけんな、と。

 なにを憤慨してるかというと、このウルトラマンHG C.O.R.E.シリーズのペガ星人のデキですよ。
 ガチャポン怪獣フィギュアのスタンダードであるこのHGシリーズを集め始めて早幾年、これほどガッカリさせられたことはありません。ハイクォリティこそがこのシリーズの神髄だったはずなのに、テレビに登場する宇宙人と似ても似つかないこの造型はなんなのでしょう? それもよりによって私が愛して止まないペガ星人で! 
(極めて私事になりますが、『宇宙船』の読者時代にイラストを投稿して掲載されたこともあり、愛着の深いキャラクターなのです)
『セブン』に登場する宇宙人の中でもマイナー中のマイナーであることは百も承知しています。だからリリースはラインナップでも最後の最後になるだろうと首を長くして待っていたのにこの仕打ちです。この悲しさは言葉では言い尽くせません。

 ちなみに下の写真は食玩ウルトラマン怪獣名鑑シリーズのペガ星人。これこそがペガ星人です。実物をご存知でない方でも、これを見れば上のHGの非道さがわかってもらえるでしょう。「名鑑」の方は大きさがHGの2/3ほどで、確かに小さい方が造型はしやすいとはいえ、HGだってたかだか10センチ程度。これまで数々の怪獣、宇宙人をリアルに再現してきたブランドです。どうしてこうなっちゃったんだろう?

 下の出来のいいのを持ってるんだからいいじゃん、と思われるかもしれませんが、怪獣名鑑は後発なので、コレクション対象から外してたんですよ(TT) どうしても欲しいザラガスやこのペガ星人は入手したけど、すでに『マン』『セブン』をコンプリートして『帰ってきたウルトラマン』までラインナップを伸ばしているシリーズに今さら手なんか出せないじゃないですか(号泣)。

 今からでも遅くないので、HGでまともなペガ星人を出し直してくれないかなぁ……。


01.04 燃えろ栄光


 数年前から『ウルトラQ』『ウルトラマン』に登場する怪獣のソフビを精力的にリリースしているX-PLUSというブランドがあって、怪獣好きとしては気になっていたのですが、一点が3000円から高価なもので1万円と値が張るため、コレクションを躊躇しておりました。しかし昨年、トイザらスでドラコ(羽付きの初代)を安価に購入する機会に恵まれ、それ以来ソフビ者の魂に火が点いてしまい、『ウルトラマン』『セブン』の登場怪獣を中心にヤフオクなどを活用して集め始めてしまっています(汗

『ウルトラQ』の怪獣に関しては、コレクションを始めた時期が遅かったため、乗り遅れた感があって、特に好きなカネゴンだけ入手してあとは諦めるつもりでした。……が、このピーターだけはヤフオクで見つけてどぉぉぉぉぉぉしても欲しくなり、落札してしまいました。
 だって!だって! ピーターの魅力を余すところなく再現したこの造型! こうして自然光で撮影すると、こういう生き物がいるようにしか思えないリアルさ! ……怪獣好きな方ならわかってもらえると思います。

 昔、松本人志が武道館で入場料1万円のお笑いライブを開催したことがありました。その内容は、写真をスライドで上映し、そこに松っちゃんがコメントを付けるというものでした。その一枚に、駐車場の入口に立っているピーターの写真があって、松っちゃんはピーターに成りきって一言「満車」と、セリフを付けたのですが、それが非常に可笑しくて、今でも耳に残っています。この、うちの庭で撮ったピーターからも同じ声が聞こえてきそうな、そんな気がします(^^)


01.01 あけまして

 おめでとうございます。本年もなにとぞよろしくお願いいたします。

 子年ということで、干支に因んだ怪獣シリーズ、今年は『帰ってきたウルトラマン』のロボネズを作ってみました。ウルトラマンに毒を盛るために登場する怪獣で、出番もわずかですが、倒されてメカニックな骨格が残るのがとても印象的です。後ろ姿の写真が手元になかったので、しっぽは想像で作ってみましたが、ま、ネズミだしこんなもんでしょう。ちゅう。