02.20 Capybara


 いい歳してかわいい動物好きというのもなんなんですが(^^;。

 昔からカピバラという南米に棲んでいるでっかいネズミが大好きです。オニテンジクネズミ(鬼天竺鼠)なんて西遊記の妖怪みたいな和名からは想像もつかない、おおらかで穏やかな顔つき、何かを悟ったようでいて、よく見ると何も考えていなさそうな眼差し、一見してなんの動物かわからないところなど、いろいろと魅力的な動物です。ネズミの仲間なのですが、水辺に棲み、肢には水掻きが付いています。

 一般にはあまり知られていないマイナー動物というところもポイント高かったのですが、ここに来て「カピバラさん」というキャラクターになり、商品のヒットで一躍有名になってしまいました。
 知る人ぞ知るというところが気に入っていたので、あまりメジャーになって欲しくなかったのですが、このキャラクター商品が非常にかわいいのでまあいいや(笑

 上の写真をクリックすると「カピバラさん」公式HPに飛びます。この手のファンシーキャラクターはモデルになった動物をないがしろにしているものが多くて辟易するんですが、このサイトはちゃんと実物のカピバラも紹介していて好感が持てます。

 上の写真はキャッチャーで獲ったキーホルダー。頭に乗せているのは木桶で、中には水玉絞りの手ぬぐいが入っています。なんでネズミに木桶かというと、カピバラは温泉好きだから。

 寒さに弱いため、伊豆シャボテン公園などではカピバラを温泉に入れて飼育しているのだそうです。たまんないでしょ、このエヅラ(笑

 キーホルダーもいいんだけど、本当はこの電動リモコンのとことこ歩くやつが欲しいんだよなぁ……。小刻みな動きが(ほんもののカピバラとはたぶん無関係にw)素晴らしいので、店頭などで展示品を見かけたら、ぜひ動かしてみることをオススメします。

 

02.09 SADOLAR


 ブルマァクのオレンジ色のソフビが大のお気に入りだった私としては、感涙もののサドラー。ベロクロンやバキシムはあんななのに(しつこい?)、どうして帰マンの怪獣はこんなに出来が良いのでしょう? 胴の太いプロポーションは、日東から発売されていたプラモデルを思い出させたりして(フリクション動力の岩の上に乗っかって走るやつ。当時50円だったかな)、まったくオヤジ泣かせの商品です。

あと、あえてサドラーと書きましたけど、現在の正式名称は「サドラ」なのですね。なんか馴染めないなぁ……。

『機動戦士ガンダム』などであまりにも著名な脚本家の星山博之さんが7日ご逝去されました。
私はお仕事ではご一緒することはできませんでしたが、草野球チーム・ライターズの大先輩として大変お世話になりました。昨年末に静岡県の熱川温泉で開催されたチーム納会にもOBとして参加され、杯をかわし麻雀の卓を囲んだのが昨日のことのようです。解散後、どうしてもバナナワニ園に行きたいと子どものように駄々をこねた私に、これまた大先輩の松崎健一さんとともに快くつきあって下さいました。その時の優しい笑顔が忘れられません。まだ62歳という若さであり、残念でなりません。本当に悲しいです。心よりご冥福をお祈りいたします。


02.07 ばく、くくく


五味太郎先生ごめんなさい

 前回のヘビ獣人の画像があまりにもかわいいので更新する気になれず、3日間も放置してしまいました。堪能していただけたでしょうか? みなさんも、ぜひ劇場で平成版ヘビ獣人ご覧になって下さい!

 なんて冗談はさておき。
 吉祥寺のブックスルーエという本屋さんの階段に沿って、かわいい動物や昆虫のペーパークラフトが飾ってあって、前から気になっていたんですが、とうとう買っちゃいました。
 ペーパークラフトといっても、下の図のように非常に手軽で簡単なものなので、ものの数十分でできてしまいます。コツは折り目をボールペンかなにかでなぞって折りやすくすることと、よい糊を使うことかな。楽しいので、このシリーズ、もう少し作ってみようかなと思います。

 このペーパークラフトのデザインをしているサトウナオコさんのサイトはこちら

 先日、『ウルトラマンダイナ』『ガイア』で大変お世話になった毎日放送・丸谷嘉彦プロデューサーの定年のお祝いに参加させていただきました。丸谷さんをはじめ、円谷プロダクションのみなさんや、いっしょに仕事をさせていただいた監督、脚本家、そして俳優さんたちと、久しぶりにお会いして、大変楽しい時間を過ごしました。丸谷さんの今後のさらなるご活躍を期待しております。


02.04 Dororo


 話題の映画『どろろ』を観てきました!
 いやあ、まさかこの平成の時代にヘビ獣人を劇場の大スクリーンで見られるとは夢にも思っていなかったので、大興奮してしまいました。まあ、テレビでも27年振りにウルトラマン80と矢的猛先生が復活しているんだから、映画にヘビ獣人が出てきていてもおかしくはありませんよね。しかし、いい時代になったもんだなぁ……。

……という冗談はさておき。面白かったです『どろろ』。いろいろ面白いところはありましたが、やはりなんといってもクライマックスは中盤の妖怪退治のシーンでしょう! CGを駆使した桜の妖怪とのバトル、カラス天狗との空中戦、そしてこのヘビ獣人……じゃなかったオオサンショウウオとの等身大肉弾バトルと、違うパターンのアクションを堪能させてくれるこの感じ、雨宮慶太監督の『仮面ライダーZO』や『J』を彷彿させました。あと、柴咲コウのどろろはとっても良かったんだけど、やっぱり年齢が年齢だけに、少年には見えない=女であることを忘れさせてはくれないんだよなぁ。いや、今回のドラマにはぴったりのキャスティングだと思いますが……。

 昨日のコヌラボで紹介したフィギュア、ざらすに行く機会があったので買ってみました! 見事に、貴重な西武ライオンズ最終年の松坂大輔フィギュアをゲット! しかし見れば見るほどよくできています。とくに首が太く、胸板が厚い感じとか、すごく松坂っぽい。この調子でもっといろんな選手をフィギュア化して欲しいけれど、なかなか需要がないのかなぁ……。


02.03 Trading Figure


上段左から ロッテ・渡辺、ソフバン・松中、西武・松坂、オリ・谷、日ハム・小笠原、楽天・磯部
下段左から 広島・嶋、読売・高橋、横浜・多村、ヤクルト・五十嵐、中日・川上、阪神・赤星。

エポック社から昨年の5月に発売されたトレーディングフィギュア・日本プロ野球。ブラインドパッケージに全12種のうちどれかひとつが入って、一箱400円なり。原型は寒河江弘さんでしょうか、とにかくよく似ています。

発売されたのが昨年の5月ですから、その時点での各チームの看板選手が選ばれていて、文句のない人選なのですが、問題はこの12人のうち、現時点で4人の選手が移籍してしまっているということ。小笠原と谷は読売へ、多村はソフトバンクへ、そして松坂はMLBレッドソックスへ……。

元横浜の多村が入っているから言うわけじゃないけれど、チームからただ一人選ばれてグッズになるような選手というのは、易々と移籍するべきではないんです。いずれの選手もそのチームのファンにすれば、間違いなく残って欲しかった選手です。プロ野球のファンにとって生え抜きの看板選手には強い愛着があるもので、移籍というのはやりきれないもの。こうやってファンを裏切り続けているから日本のプロ野球はどんどん地盤沈下していくんでしょう。プロ野球の経営者ってのはなんでそういうことがわからないんでしょうかね。


02.01 THE NATIONAL ART CENTER. TOKYO

 六本木に行く機会があったので、話題の国立新美術館に行ってみました。

 日展、二科展などがその開催場所をここに移すそうですが、都内にはたくさん美術館があって、今さらこんな立派な美術館が必要なのかという気もしますがそれはさておき。

 新美術館は基本的に所蔵をしない美術館とのことで、様々な展覧会を行うための『容れ物』なのですね。
 開催中の企画展はどれも非常に興味深いものでしたが、中でも巨大建築マニアの自分にとってツボだったのが『黒川紀章展』でした。入場する前から70年大阪万博・東芝IHI館の構造材であるテトラピースが見えたりして、滾る血を抑えることができませんでした(笑)。
そもそも、この美術館の建物自体が黒川紀章の最新作であり、今のところ、この美術館の最も見るべき部分なのです。
 
 日本を代表する建築家・黒川紀章について、私自身その名前といくつかの代表作しか知りませんでしたが、あらためてその仕事を俯瞰してみると、本当に面白い!

 霞ヶ浦の湖面に、あたかも植物が水面に繁殖していくような人工都市を建築しようとしていたり、その発展系である人工都市を、今度は東京湾に積み上げようと企んでいたりして目が離せません(笑)。それらの作品は実に野心的で、『企んでいる』という表現がぴったりなのです。あと、とにかく考えていることのスケールが笑ってしまいたくなるぐらいデカイというのも素晴らしいです。
 あと、面白かったのは『円錐』へのこだわり。
『円錐は、天へと消失していく神が与えたカタチである』
 記憶で書いているので正確ではありませんが、自ら円錐へのこだわりをこんな言葉で表現していて、もうとにかく「円錐を見たらクロカワと思え」というような勢いで、彼の作品には円錐が溢れています。
 この新美術館も、上の写真の通り、エントランスに円錐が設えられており、これだけかと思ったら、センセイ最近は円錐を逆さにして地面に突き立てるという新技を会得したらしく、レストランやカフェが、みんな逆さになった円錐の上に載っておりました(笑)。

 とにかく、一見の価値のある建物です。他にも川北ゴジラのスーツが展示されている『日本の表現力展』や『20世紀美術探検』もなかなか面白かったです。現代美術の展示で、ヤノベケンジの作品が見れたのもよかったな。みなさんも六本木に行ったときにはぜひお立ち寄り下さいませ。地下鉄でいうと、千代田線の乃木坂駅が一番近いみたいです。
 あと、ホンモノの二足歩行巨大ロボット・ランドウォーカーの実演が見られなかったのが残念。土日にやっているようなので、ご覧になりたい方はぜひ。それにしても、なんでこのロボット、バルカン砲がついているんでしょ? 物騒な(笑)。