01.26 GIGAN

劇中のより、もしかしたら格好いいんじゃないかというぐらいイカス、ガイガンのソフビ。体形が怪獣ッぽいんだよね。公開前、こいつをオモチャやさんで見かけたときから、内容の如何に関わらず観なければ、と思いましたよ。やっぱり怪獣映画は怪獣が格好良くないと。

 映画自体は封切り早々に観ていたのだけれど、なんとなく感想を書く機会を逸していた『ゴジラ ファイナルウォーズ』。今更という気もするけれど、『宇宙船』の原稿依頼もぶっちぎっちゃったことだし(しまぶー、ご免)このあたりで自分なりにまとめておこうと思います。

 結論から言えば、非常に楽しめる映画でした。自分は映画に整合性よりもダイナミズムを求めるタイプなので、「ゴジラと轟天の80日間(実質3日くらい?)世界一周」的なテンポの良さには非常に好感を抱きました。なにより、次から次へと怪獣が登場して子供を飽きさせないというのは、親の立場から言えば問答無用で歓迎です。正直言えば、自分が観たいがために子供を連れてきている私のようなヨコシマな親にとって、怪獣映画で横に座った子供にアクビをされることほど悲しいことはありません。実際、うちの息子たちの目はスクリーンに釘付けでしたし、今まで「図鑑の中の昔の怪獣」でしかなかったマンダやエビラ、クモンガといった連中が、観賞後にはちゃんと「現役の怪獣」として認知されたのが、非常に嬉しかったです。「アメリカのゴジラ」という曖昧な呼称しかなかったアレにも、ちゃんと固有名詞がついたしね(笑)。
 これはもう『宇宙船』時代から何度も書いていることだけれど、確かに昭和29年の第一作は他のシリーズ作品と一線を画す名作だけど、もしゴジラの歴史がそこで終わっていたら、現在の国民的キャラクターの地位はあり得ません。その後の初期VSものや、チャンピオン祭あってのゴジラだと思うのです。それはとりもなおさず、子供の支持を得るということ。そういう意味では、どうしてこういう作品がシリーズ休止宣言がなされる前に作られなかったのか、残念でなりません。
 とまれ、そう遠くない未来にシリーズ復活もあるでしょうから、その時まで今回のなりふり構わぬサービス精神を忘れずにいて欲しいと思います。もはや原点回帰の必要はありません。Godzilla, go ahead! !!

※レイアウトを最近主流らしい(?)17インチモニタ対応にしてみました。ちょっとは見やすくなったかな?


01.22 DOUBLAS M2

 次の更新ではレゴ戦車のごっついやつをお目にかけようと思っていたんですが、なにせ毎年この時期は忙しく、落ち着いて作っている暇などありません。そんなわけで本日の画像は、突然ですがダブラスM2です。子供の頃はダグラスだと思ってたっけなぁ(笑)。
 地元のザらスのショーウィンドウに飾ってあるのを、ずうっと「かっこいいなぁ、欲しいなぁ」と思って眺めていました。でもちょっと高いから買うのを躊躇っていたら、商品カードが一枚減り二枚減り、先日見に行ったら、とうとう最後の一枚になって『現品限り』の文字が! で、思わず買っちゃいました(^^;)。
 悪役ロボットといえば、鉄人のブラックオックスとか、アトムのプルートゥとかが昔から有名だけど、私にすれば世代的にマジンガーの機械獣が一番愛着があります。永井豪先生独特のドスの利いた悪魔っぽいデザインや、カラフルな色彩が非常に魅力的でした。このダブラスにしても、パープルとグリーンの背色のツートンが非常にお洒落です。
 もともとウルトラマンよりも怪獣が好きで、オモチャも怪獣中心に集めていたので、当然機械獣のオモチャも欲しかったのだけれど、当時アニメの悪役キャラはなかなか商品化されることがなかったし、ジャンボマシンダーの広告に載っているガラダやダブラスの人形も生産数が少なかったらしく、店頭に並んでいるのを見たことがなかったので、本当に発売されているのかどうかも怪しいものでした。運良く見かけたとしても、さすがに親にねだるのには勇気がいっただろうなぁ。40歳になって、こんなに出来の良いダブラスM2の超合金が手に入るなんて、思ってもみませんでしたよ。しかし、こうなるとガラダK7も欲しくなるのが人情というもの(笑)。買っちゃうんだろうなぁ……(^^;)。


01.10 A Drill Tank

 

 お正月休みになるとレゴをいじりたくなるのはなぜなんでしょうね?(笑)

 写真は子供にせがまれてGFWの新轟天を作っていたはずなのに、いつのまにかできてしまったガッツディグ(笑)。そもそも車輪の回転を伝達してドリルを回そうと思ったのがケチのつき始めで、気が付いたらこうなっていました(^^;)。ポピニカのガッツディグと同様、走行させると先端のドリルが回転します。動力の伝達に使ったチェーンがなかなかいい感じ。こういうときに限って、キャラウィールのゼレットがどっかいっちゃって出てこないのが、嗚呼口惜しい。

 数年前、バイオニクルをきっかけにレゴ熱が再燃して、本当は何が作りたかったかというと、これはもうキャタピラで走行する戦車なのです。プラモ歴がスーパーカーに端を発してタミヤ1/35ミリタリーミニチュアシリーズに行き着いたクチなので、キャタピラで走る戦車にはひとかたならぬ思い入れがあります。

 ネット上のレゴサイトを見て回るうち、これぞ決定版というレゴ戦車サイトを見つけました。その名も『馬鹿が戦車でやってくる』。投稿形式のページで、そのスジのみなさんの(笑)力作が多数掲載されています(投稿が多くて管理が大変そうなので直リンは自粛。どうしても見たいという方は上記タイトルで検索すれば一発で見つかります)。いざ私も!と思ったものの、そうはいかない大きな障害がありました。それは肝心のキャタピラです。レゴのパーツには連結式のキャタピラがあり(本来はベルトコンベア用のパーツらしい)、往年のタミヤ1/16戦車シリーズの連結式キャタピラに憧れたプラモ少年としては欲しくてたまらなかったのですが、レゴの現行商品ラインナップにはこのパーツを含む商品はありません。つまり、普通にオモチャやさんでは買えないということ。ネット上の通販ショップもいくつか探してみましたが、どこも品薄で、次回入荷未定の文字が並んでいます。

 すっかり諦めていたところに、やはり神さまはいるもので、奇跡的な出会いがありました。昨年から脚本家として参加しているアニメーション『Get Ride! アムドライバー』のメカニックデザイン担当のTさんが、なんと『馬鹿戦車』サイトの管理人さんだったのです。ああ、びっくり。Tさんから在庫のある通販ショップを教えていただき、ついに連結式キャタピラパーツを手に入れました! まだ作っていませんが、近々重厚な戦車をお見せできると思います。乞うご期待! そしたら、Tさんの『馬鹿戦車』にもぜひ投稿したいと思っています。Tさん、本当にありがとうございましたm(_ _)m。



後輪の回転を車体左右のチェーンで中央に伝達し、下部のギアで軸の回転を水平方向に変えてドリルを回す仕組みです。
そりゃあ車輪をつけることを前提に考えていたら、轟天にはなりませんわな(笑)。


01.04 A HAPPY NEW YEAR!

 

 なぜか年末年始、ネット接続不能状態に陥りまして、本当は大晦日に土壇場更新をしようと思っていたんだけど、結局それもできずじまい。昨年11月以来2ヶ月ぶりの更新となってしまいました。みなさま、あけましておめでとうございます。
 今年の年賀状は干支の酉にちなんでバードンを描いてみました。Shade R5による3Dモデルです。モデリングそのものは比較的簡単にできたんですが、ポージングの設定が以前のバージョンと変わっていて、どうしていいかわからず難儀しました。インバースキネマティクスとかを導入して、より直感的にポージングできるらしいのですが、はっきり言って前の回転ジョイントを組み合わせて動かす方が分かりやすかったし、自由度も高かった気がするなぁ……。ただ単に、ソフトウェアの進歩にこちらの頭が着いていけていないだけなんでしょうか……?

 まずは年賀状をお送りした方に見ていただきたいと思い、ネット上での公開を今日まで控えていましたが、そろそろ年賀状も一通り届きましたよね?
 バードンという怪獣は第2次ウルトラブームを象徴する装飾過多なデザイン&造型ですが、タロウを倒す最強怪獣でもあり、ケムジラを食べるという食性が描かれていたり、必殺葺武器の嘴をキングブレスレットで封じられて倒される負けッぷりもよくて好印象。うちにサウンドバトラーのバードンがあるんですが、お気に入りのオモチャです。なかなか良い声で鳴きますよ。ここでお聞かせできないのが残念(笑)。

 昨年できなかった2004年の総括でも。
 マスコミによると、2004年を表現する文字は『災』らしいです。確かに台風が次から次へと来たり、新潟で大地震があったり、海外でも大津波があったり、自然災害が多い年でしたし、イラク戦争も人災と思えば『災』の文字が相応しい一年でしたね。
 私個人の印象としては、昨年最大の関心事は球界再編問題でした。オーナー主導の縮小再編がファンと選手会によってうち破られ、新規球団参入による12球団の維持、日本のプロ野球はジャイアンツ主導型の片八百長野球から、真のスポーツへと生まれ変わる第一歩を踏み出したという意味で、非常に意義のある一年だったと思います。ライブドアが参入できなかったのは残念だけど、楽天の監督が田尾と聞いては応援せざるを得ません。集まってる面子も、他球団を追われたベテランが多いし、戸叶も福盛もいるとなれば、ハマファンの私としても他人事ではない感じ(笑)。来シーズンが始まるのが楽しみです。あ、牛島もきっと良い監督になると思いますよ。

 そんな感じで。あまり代わり映えしませんが(^^;)、今年も一年、何卒よろしくお願いいたします。