12.04 Cellular phone
食玩のユートム。劇中の場面を再現したミニジオラマになっていて、後ろの台にウルトラアイが載っていたりするのが素敵。
実はこれ、携帯のカメラで撮った画像です。今まで使っていた携帯が、どこも壊れてはいないのだけれど、バッテリーが古くなってすぐに電池切れするようになり、カメラ付きのものに買い換えたという次第。今度買ったのはこれです。かねがね携帯のデザインというのはどうしてこうも野暮ったいかなと思っていました。3年前の今頃にはこんなものも作っていたりして、実はこれ、既存の携帯のデザインに対するちょっとした反抗のつもりでもありました。
この携帯は電話機メーカーではなく、auがデザイン専任のプロジェクトチームを組み、いくつかのコンセプトモデルの中から最初の市販品として選び出されたものです。さすがに今までのものとは一線を画すデザイン、最先端の機能を盛り込みつつ、シンプルで小型軽量、いまどき折り畳み式じゃないというのも気に入りました。やっとここまで来たかな、という感じ。カラーリングはニシキゴイの方がよりエキセントリックでいいなと思ったのだけれど、売り切れだったのと、自分に赤は似合わないらしいということをこないだ友人から指摘されたので(笑)、黒をベースにしたこのイチマツにしました。
使い勝手を含めた評価はこれからですが、このデザインだけでも持つに足りるものと思っています。
auの試みは面白いし、久しぶりにau使っててよかったなと思ったんですが、デザインプロジェクトの第2弾が、すでにちょっと腰砕けのデザインなんだよなぁ……。実物を見るとまたチガウのかしらん?
12.03 Apple Store Ginza![]()
Apple Store Ginzaに行って来ました。Appleらしい洗練されたデザインで統一された店内。Storeというよりショールーム然としたディスプレイ。店内にはまだ開店したばかりで話題性も高いためか大勢の人が。まだ日本にはこんなにApple userがいたのかと心強く感じました。なにしろこの間久しぶりに秋葉原に行ったら、Apple取扱店は軒並み路地裏に追いやられていて、探すのに苦労したものだから。ショックだったのはT-ZONEがAppleの取り扱いをやめていたこと。私が最初のMacを買ったころは、秋葉原で一番大きな林檎マークを掲げたAppleファンの牙城だったのに!
Apple Store Ginza、人はたくさんいたし、Macもソフトも周辺機器も充実していたけれど、そのすべてがOS-Xベースなのにはちょっと寂しくなりました。だって、うちのG4はまだOS9.2……というか、自分としてはOS-Xに移行する気が今のところないし、どうもあのルックスがMacとは思えなくて……。ちっとも自分が知っているMacの世界だとは思えませんでした。私の周囲にいる古くからのマカーにはそういう人が多いみたい。OS-XのMacintoshというのは、従来のMacとは違う別のコンピュータで、私が使っているPCはすでに進化を止めてしまった過去のものなのか……。● イラクで日本の外交官二人が殺害されました。非常に痛ましく思います。
亡くなられた外交官がウェブサイトに残したメッセージの中に「暴力で何かを解決しようとしても、それは決して支持されない」という言葉があり、朝日新聞に記事として掲載されていましたが、私にはこの言葉が痛烈な皮肉をはらんでいるように感じられました。暴力で何かを解決しようとしているのはイラク側の抵抗勢力だけなのか? アメリカ軍がイラクを武力制圧したのは暴力ではないのか? 軍事力という暴力で解決できず、それを支持しない人がいるから今の泥沼状態になったのではないか? この言葉がイラク側だけを非難するために使われているとしたら、あまりにも甘く、自己中心的な認識だと思います。日本の外交官を含む外国人が何人も殺害され、その攻撃がマスコミで「テロ」と表現されていることに、私は違和感を感じます。辞書をひくと、「テロ」=「テロル」はもともとドイツ語であり、その意味は「暴力によって政治的な対立を解消しようとすること」。これは戦争と同義語ではないか? ちなみに「戦争」を辞書でひくと「武力を用いて争うこと。特に、国家が自己の意志を貫徹するため他国家との間に行う武力闘争」とあります。なるほど国家が法律に則って行うテロが戦争なのですね。
イラクの抵抗勢力による攻撃を「テロ」と呼ぶ背景には、自分たちこそが正義なのだという傲慢、自己正当化のもくろみが見え隠れします。フセイン政権をかばう気は更々ないけれど、アメリカに正義があるかどうかも甚だ怪しいものです。あれはレジスタンスか、せめてゲリラであるという認識を持つべきです。もっとも今の日本政府にその気はまったくなさそうですが。
湾岸戦争というか、その発端となったクェート侵攻以後のイラクの行いは、悪行と呼ぶに相応しいものかもしれません。しかし、そこに至った背景にはアメリカも深く関わっています。なにしろ、その前のイランとイラクの戦争ではアメリカはイラクに荷担していたのですから。今回のイラク攻撃の背景に、アメリカは正義と呼ぶには相応しくない、様々な事情を抱えています。それを隠し、9.11の被害だけを錦の御旗にテロ討伐を叫ぶブッシュと、その言葉をコピーし繰り返すだけの小泉純一郎に、私は激しい嫌悪を感じます。