03.30 始まっちゃう!

 いつぞやちょこっと書いたとおり、昨夜はMLB初の日本における開幕戦、シカゴカブスVSニューヨークメッツの試合を東京ドームに観戦して参りました。発売直後に売り切れたというプラチナペーパーであるにも関わらず、見て下さい! 私の席はこの位置だったんですよ、奥さん! もう、こればっかりは自慢してしまいましょう。チケットを確保し、この観戦に誘って下さった『魂の激突』川上英幸さんに大感謝しつつ、本場のプレーを堪能して参りました。試合前のセレモニーでは吉田美和の歌うブルージーな『君が代』にちょっとハラハラ(笑)。

 試合はMr.カブスことマーク・グレースやマイク・ピアッツァのホームランも飛び出し、非常に楽しかったです。で、感じたことをひとつだけ書くと、確かにメジャーリーガーの超一流どころは本当にすごい。強いて言うならそれは超人野球であるわけですが、逆にすごくない人も結構いるということ。アメリカは基本的に人口が多くて、野球人口の割合も高い。そこにはたくさんの素晴らしい選手がいるのだけれど、いかんせん現在の28球団というのはやっぱりちょっと多すぎるようです。才能あるアメリカの選手を日本と同じ12球団で分け合って、その中のひとつと対戦したら、日本のプロ野球は逆立ちしても勝てないけれど、1/28の現在の状況なら、十分太刀打ちできるのではないかと思いました。(だからって、主審日本人でふたつ勝ったからって、いい気になるなよジャイアンツ。あれは日本での開幕戦実現に骨を折ったあんたのところのオーナーに敬意を表しての接待野球だかんね(^^;))

 

 
双眼鏡のレンズにデジカメを押し当てるという荒技で撮影した(笑)超望遠メジャーミニミニ写真館。カブスの抑えのエース、リック・アギレラ(左)と、審判と何事か話すメッツ監督、ボビー・バレンタイン。 

 さて、川崎球場で風邪をひきかけたり、メジャーのスーパープレーを見ている間に、ハッと気がつけば我らが日本のプロ野球、セ・リーグも、なんと明日開幕ではありませんか! 野球コーナーの今年の順位予想もまだだというのに! その前に、『宇宙船』92号の編集はいたいどうなっているのか!?(笑)……いや、笑っている場合ではありません。今年はスカパー!にも入ってしまって、シーズンインしたらてってーてきにプロ野球。はたして仕事できるんでしょうか、ワシ?


03.29 さらば川崎球場

 私は大洋ホエールズが1978年に横浜に移転したときにファンになったので、川崎時代のホエールズにはあまり馴染みがないのですが、それでもオレンジ&グリーンの湘南カラーのユニフォームに身を包んだ平松や松原、田代の姿は鮮明に憶えています。
 横浜移転以前、ホエールズが本拠地としていた川崎球場が老朽化のため取り壊される、そのラストゲームが、ともに川崎をフランチャイズとしたロッテと現・横浜によって行われると聞き、これは行かねばなるまいと思いました。実は川崎球場には一度も行ったことがなく、この機会を逃してしまえば、もう2度とこの球場でプロ野球を見ることが出来ない。与えられたチャンスを逃してはいけないと、黒田恵さんも言っていたし(笑)。

コヌラボ野球一口メモ
 
この球場で行われた歴史的ゲームといえば、1988年10月19日に行われたロッテ-近鉄のダブルヘッダー。この2試合を近鉄が勝てば優勝だったのですが、第1試合を勝ち、第2試合、リードしていた近鉄は、ロッテ高沢に同点ホームランを打たれ引き分け、優勝を逃しました。その時の近鉄のピッチングコーチが現・横浜監督の権藤博であり、ホームランを打たれ涙を流したピッチャーが阿波野──ということで、現在の横浜にとっても因縁浅からぬ球場ということになります。

 というわけで、3/26に行われたメモリアルゲームの観戦に行ってきました。聞きしにまさる狭い球場で、売店などの施設がすべて球場の外にあるなど、さすがに古色蒼然としていましたが、それがまた、現在見ると趣があって、やはり来てみてよかったと思いました。ところが──。球場が狭いというのは何と恐ろしいことか。ホームからライト方向に向かって強風が吹いていたということもあるのですが、横浜が2番手ピッチャー斉藤隆に替わってから、ロッテ打線がホームランを打つわ打つわ(^^;)。満塁あり、同一選手1イニングに2本あり、計10本のホームラン(すべてロッテ、横浜は一本もなし(^^;))が乱れ飛ぶ大花火大会とあいなったのでありました。試合の内容も寒かったけど、時間が経つに連れ陽が当たらなくなってゆく1塁側内野スタンドの寒いこと寒いこと。おかげで同行したうちの奥さんは翌日高熱を出して寝込んでしまい、現在に至るまで古怒田家は事実上父子家庭(^^;)。今日も晩ご飯は私が作っているのでありました(;_;)。ああ、恐るべし川崎球場……。

 前回ご紹介したファンビット、キャラクターデザインそのものは雄闘モッターではなく、別の方だそうです(^^;)。モッターくんの担当はキャラクターを使った紹介マンガの執筆──ということで、訂正してお詫びいたしますm(_ _)m。


03.25 突撃となりのばんごはん

 好評の「くらべてみよう」シリーズは本日お休み。

 今日は奥さんが飲みに行ってしまったので、古怒田家は父子家庭。そこで晩ご飯は、私がたらこスパゲティを作りました。いくらが載っていておいしそうでしょ。かいわれも入っていて、栄養バランスにもちゃんと配慮しているのがうかがえますね(笑)。

 さて、これはなにかというと、SONYのウォークマンの本体とヘッドフォンの間に繋ぐことによって、液晶画面のヴァーチャルペットが踊ったり成長したりするという『ファンビット』。もう発売からずいぶん経つのでご存じの方もいらっしゃるかと思います。なぜこれをここでご紹介するかというと、このキャラクターデザイン&商品紹介マンガを、あの雄闘モッターくんが担当しているからなのですね。これ、発売元はSONYですが、製造元はバンダイという、ちょっと珍しい(でもないのかな?)ものなのです。「ファンビット誕生物語」というモッターくんのマンガも、なんとSONYのWeb siteで読めてしまいます。死ぬほどかわいい月のウサギさんに会いたい人はこちらへ! これ、本当は続きがあって、そちらがまた抱腹絶倒の面白さなんですが(^^;)、なにせ版権ものなので、お目にかけられないのが残念。商品自体もなかなか面白そうなので、携帯音源愛好者のみなさまにはオススメです。


03.22 くらべてみよう Part2

 うー、本当は初代ゾンネルとゾンネルの比較をやろうと思っていたのだけど、掲示板で見事に当てられてしまったので(笑)、急遽こっちに変更。新旧ブースカを徹底比較……する必要もないですね(^^;)。ち、違いすぎる……(^^;)。

 手前のは『ブースカ!ブースカ!!』初のオリジナル商品『ボアボアブースカ』。全身にボアが貼ってあって、手触り抜群です。しかし、顔はイマイチ似ていないし、ポーズも硬いなぁ。もうちょっと可愛く作ってくれればいいのに。昔のブースカと新ブースカの比較をひとつだけ。最大の違いは口だと思っています。昔のブースカって真一文字なんだよね。それだけで印象がずいぶん違うものです。

石田ようこNOW!

 さて、先日ここで、私のアニメ歌手コンテスト仲間のあらいえみさんをご紹介しましたが、同コンテストでグランプリを受賞し『セーラームーンR』の主題歌『乙女のポリシー』などでお馴染みの石田ようこさんの近況が入りました! オリジナルユニット“j.e.t.”を結成、4月20日にはライブもあるそうです。ようこちゃんに会える“j.e.t.”のサイトはこちら! さらにさらに、彼女の透き通る歌声がなんとフルコーラスで3曲も聞けてしまうDLサイトはここだ! さっそく聞いてみんなでようこちゃんのファンになろう! そんでもって、私と一緒にライブに行きませんか?


03.17 くらべてみよう Part1

 某所にてある方から『劇場で売っているティガのソフビは今までのとなんか違うの?』という質問をいただいたので、今日はそれに対するResponse。新旧ティガソフビ徹底比較です(^^;)。
『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』の劇場のみで限定発売されているティガのソフビは、ダーク、トルネード、ブラスト&グリッターのために新たに起こされた原型で作られています。マルチのみが劇場限定版なんです。ティガのソフビといえば、最初に発売されたのはもう4年近く前ですから、その間にソフビの製作技術も進歩し、メーカーとしてもアップグレードしたかったのでしょうね。ご覧の通り、歴然と格好良くなっています。特に、今までのティガのソフビは頭が異様に小さく、腕は太くて長過ぎ、バランスが悪かった。その点リニューアル版は文句無しのプロポーションです。やっぱり人形は顔が命ですから、この違いは大きいです。ソフビの成形色自体も、つやつやのいかにもビニール然とした赤から、ウェットスーツを思わせるつや消しのソフトな赤に変えられています。


胸の盛り上がり方、ライフゲージ……じゃなかった(^^;)カラータイマーの形状などもかなり違います。


後から見たところ。プロポーションのリアルさに加え、ウェストの部分、背びれ(?(^^;))のしわまで表現している芸の細かさに注目。

さあ、持っていないあなたは大急ぎで劇場へ!


03.14 やっと会えたね

 日曜日に、子供と一緒に『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』を見てきました。例によって、この日のために(?)試写を見ずにいたので、子供と一緒に興奮しました。

 映画はいつものように上野で観たのですが、その後食事をするために浅草へ移動。ついでにROXのウルトラマン倶楽部に行ってついに手に入れました、ウルトラマン倶楽部限定ソフビの、初代ゾンネルです。例のテレマガ付録の怪獣ポスターに端を発し、出るの出ないのと大騒ぎをした、あれですね。発売自体はもうずいぶん前なのですが、浅草に行く機会もそうそうなく、その間に一度売り切れ、今回再入荷したみたいです。手に入って本当に良かった。
 普及版のゾンネルとの違いは塗装だけ。メタリックイエローの胸がパープルで、ボディのブルーがゴールドとオレンジに変えてあるというもの。まあ、劇中でも初代と2代目の違いってあまり定かではなく、この塗装が初代らしいかといわれても、イマイチピンとこないのですが、しかしタグに初代と書いてある以上、これが私のシナリオの『天の影 地の光』に登場する個体なわけで(^^;)、そういう意味では感慨ひとしおではあります。

 月曜日はBBSで参加を募った皆さんと、天王洲アイル・アートスフィアで開催中のファンタスマ・オープニングコンサート『冬木透がいっぱい』へ。ウルトラセブンの曲を中心に、第2期ウルトラ&80のファイティングマーチ集や、めったに聞けないセブン以前のTBSのドラマの曲を堪能。特にセブンのBGMは、もう遺伝子に刻み込まれているというか、完全に自分の一部になっていて、それを生演奏で追体験するというのは不思議な感じでした。冬木さんの曲というのはどれも、美しくかつ暖かく、幼い頃にこれを聴いて育った自分の幸せをしみじみと思いました。


後列左より、しまぶーさん、ばんちゃん、八王子のウルトラの父さん、田辺くん。
前列左より、八王子のウルトラの父さんの奥様、やすよんさん、古城陽太さん、市原忍さん。

 コンサート終了後は、コヌラボBBSのミニオフ会の様相を呈しました。参加してくれた皆さん、お疲れさまでした! たまにこういう機会があるのもいいですね。実相寺昭雄監督のイヴェント、ファンタスマはまだまだ続きます。無料の催し物も多いので、他の皆さんもぜひ参加してみて下さい。有料のものについては、左上の実相寺アイコン(笑)をクリックして、優先予約をどうぞ!


03.09 愛しのサッポロ

 こういう上から下まで巨大なネオンの集合体って、大阪の道頓堀にもあるけれど、東京にはないよねぇ。地方都市ならではのものなのかしらん。

 もう古い話になってしまいましたが、イヤーブックの作業が佳境に入る前を見計らって(^^;)、先月の18、19、20日と、スキーで北海道に行って来ました。名目上はスキーなんですが、事実上の主目的は、むしろ冬の北海道の海の幸、美味しい海産物を食べるということにもあったりして、3日間の旅行のうち真ん中の1日はツアーからはずれ、札幌市内で食べ歩いていました。いやあ、魚屋さんしか行かないという市場内の鮨屋の鮨の美味しいこと(^^;)。この世の極楽ですな、あれは。私の大好物のウニの旬が、実は日本海産のものに限っては夏だということが判明し、こりゃ夏にも行かなければなどと考えています。

 もうひとつ、札幌に行くのには重要な目的がありまして、札幌在住の友人であるあらいえみさんに久しぶりに会ってきました。
 この方は、1990年に私が日本コロムビアのアニメソング歌手コンテストに出場した際、一緒に最終選考に残った仲間なのです。(当時の様子は『宇宙船』vol.54に載っています。写真もあるよ)グランプリを受賞した沢崎靖英くん、石田陽子さんとともに、今でも連絡を取り合っているのですが、さすがに札幌在住ともなるとなかなか顔を合わせる機会がなく、1年か2年に一度お会いして一緒に歌を歌うのを楽しみにしています。やあ、相変わらずの美声でほれぼれしてしまいました。

 あらいさんは大手流通に勤める傍ら、地元札幌のコミュニティFM局『三角山放送局』パーソナリティとしても活躍していたのですが、歌手としてメジャーデビューはしていませんでした。もったいないなぁと思っていたのですが、ついにあらいさんの歌をみなさんにも聴いてもらえるチャンスがやってきました。自主製作ゲームの主題歌として収録された曲が、web上にて公開中です! ここ!(「サウンド紹介」をclick!) リアルプレーヤーG2か、MP3が聞ける環境が必要ですが、非常に素敵な曲なので、ぜひお聞き下さい。そして、みんなもあらいさんのファンになろう! 私のように(笑)。

 実は今年の9月23日で、コンテストからちょうど10年です。うう、早いなぁ……。その機会に、連絡が取れる人間だけでも集まって、同窓会をやろうと計画中。今から楽しみなのであります。


03.04 魔界都市<新宿>

 ハッと気が付けばすでに3月。いつの間にか桃の節句も過ぎ、気候はすっかり春めいてまいりました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか(^^;)。
 仕事の方は、懸案の『宇宙船イヤーブック2000』、なんとかゴールが見えてきたところ(^^;)。見えてますよね……(^^;)>関係者各位
 というわけで久しぶりの更新です。
 すでにコヌラボ掲示板ではたなべくんが宣伝していますが、青春出版社から菊地秀行先生の『魔界都市<新宿>』シリーズの副読本が出ました。題して『魔界都市<新宿>暗夜行』。魔界都市が実在すると仮定した観光ガイドという体裁をとった本で、シリーズのファンは間違いなく必携です。んで、全日本菊地秀行ファンクラブ会長のたなべくんから依頼を受けて、私がこの本の何をお手伝いしたかというと、魔界都市の観光写真の撮影……というふれこみで、上のような写真を何点か作成しました。実際に新宿区内で写真を撮影し、それを作品内の記述に合わせてPhotoshopで加工するという作業です。上の写真は京王プラザホテル。右上から左下にかけて一直線に亀裂が走っているという作中の表記を再現しています。ほかにも、新宿警察署、新宿御苑、コマ劇場、花園神社など、東京に住んでいる人ならお馴染みのスポットを魔界都市ならではの風景にアレンジしています。……しかし、ほんとうにこれ大丈夫なんだろうな、たなべくん(^^;)。
  
ちなみにこの本にはペンネームで参加しています。ソノラマ以外の出版社の仕事では、ペンネームを使うことが多いので、皆さんの気付かれていないところで私の仕事がお目に触れているかも知れません。
 個人的には風林会館とコマ劇場がお気に入りです。風林会館の看板はぜひ目を凝らして見て下さい(^^;)。そうそう、私の盟友である外間隆想先生もイラストを描いています。そちらもぜひ。 
 『魔界都市<新宿>暗夜行』青春出版社より定価1200円にて発売中(税別)