09.29 やつらは群れでやってくる

 日本では発売が遅れていたBIONICLEの新シリーズ“Bohrok”やっと入手しました。ヒーローキャラであるToaと異なり、このBorhrokはいわゆる雑魚キャラで、同じ形をしたものがわんさかいるというのがコンセプトなのですね。こういう甲殻類みたいなヤツがゾロゾロいるというのは確かにちょっと怖いもの。あいかわらずステキなんですが、Toaに比べると手のパーツ以外はただの色違いというところにちょっと不満もあります。手足をたたんで丸くなるというギミックがあるから、仕方ないのかな、とも思いますけど。
 新しいパーツを使って久しぶりにオレニクルの新作も作ってみたいんですが、なかなか余裕もなくて……。時間というより心の余裕がね(^^;)。

 さて、われわれ横浜ファンにとっては念願のニュースが飛び込んできました! 森マチャアキ解任! 一体どれだけこの日を待ちわびたでしょう。今頃、日本中のハマファンが赤飯炊いてこの喜びを分かち合っていることと思います。
 森監督の資質、采配の是非については、そう簡単に答えを出せることではないと思います。西武ライオンズではあれだけ勝っていた監督なのだし、ちょうど選手の新旧交代の時期に当たって戦力に恵まれなかった為、成績が悪いのも仕方がない、たとえ他の人間が監督だったとしても今季の低迷は避けられなかった……。そういう意見もあるでしょう。
 しかし、生え抜きのスター選手をトレードで放出し、強引にチームを自分のカラーに変えようとしたことや、就任早々、前任の監督が教育していないから選手が使えない、ジャイアンツに比べてうちは弱いチームだからと卑下して見せるなど、素人目に見ていても、選手の士気を低下させるようなことを言っていたのは紛れもない事実です。そこにどんな真意があろうとも、ファンとして嫌気がさしたのは間違いのないこと。森監督になってから球場に見に行く気がなくなったとか、ファンサイトが更新を停止してしまったという話は枚挙に暇がありません。このサイトでは就任から一貫して「ノーモア森、カムバック権藤!」を提唱してきたわけですが、辞めてもらって本当によかったと思います。

 その森さんに代わって新監督に就任するのは、横浜大洋OBである山下大輔氏。チームの生え抜きスターである山下さんが監督になってくれるなら、これ以上の喜びはありません。頑張れ大ちゃん! 来季は人が変わったように応援するぞ!

 しかしまあ、今回のチームの低迷に関しては、監督だけが悪いわけではなく、フロントや選手にもたぶんに問題があるようなので、監督が代わったからといって急に強くなったりはしないと思いますが……。でも、権藤監督時代にヘッドコーチを勤めており、旧き良き横浜大洋の伝統を知る山下さんだけに、横浜らしい野球を復活させてくれるものと期待しています。台頭してきた若手、田中一、古木、内川、福本、東、多村、小池あたりを上手に使ってくれれば、来シーズンの横浜はとっても楽しみです。金城も復活してくれ!(あと鈴木尚と佐伯と川村と福盛と……以下延々と続くので略)。


09.25 発売記念イベント


鯖(池袋・とらの穴にて)

 本題に入る前に。
 いや〜、プロ野球セントラルリーグの優勝が決定しましたね。夕べの試合は横浜戦も含め、今シーズン見たすべての試合の中でも最もエキサイティングでした。しっかし、優勝決定戦の決着がパスボールだなんて、オットコ前だわ〜ジャイアンツ(笑)。

 なんちて。ネガティブなエネルギーを発散するのはこれぐらいにしておきましょう。
 9月21日は、待ちに待った『シャンゼリオンバイブル』発売記念イベント・萩野崇さん、相澤一成さんの握手会でした。特撮書籍の出版に関わっておよそ15年になりますが、こういう体験は初めてでした。いや〜感動してしまいました。池袋・とらの穴、高田馬場・芳林堂書店、渋谷・三省堂の各会場に来てくださったみなさん、ありがとうございました。

 駆けつけてくれたファンのみなさんの熱気はもちろん、萩野さん、相澤さんの素晴らしい人柄にも感動したのですが、どうしても書いておきたいのが、会場となっていただいた各書店の店員さんたちの熱意! 3店舗、どの会場に行っても、店員さんたち自身が『シャンゼリオン』という作品が好きで、このイベントを招致してくれたのだということが伝わってきました。トップの写真のサバの切り抜きは、池袋・とらの穴の店員さんが作られたもの。通路に会場を示す矢印代わりに貼られていたりして、嬉しくなってしまいました。

 高田馬場の芳林堂書店さんでは上の写真のふたつがテーブルの上に(笑)。左はサバの味噌煮のカンヅメ、右は梅干しです。もう、わかってるな〜(嬉)という感じ。各書店のみなさん、本当に本当にありがとうございました。

 このイベントについては、近日朝日ソノラマHPに詳しいイベントレポートが掲載される予定です。ぜひお楽しみに!


高田馬場・芳林堂書店にて。
握手会終了後、ファン(速水の?(笑))リクエストに応えて
燦然のポーズを決める萩野さん。

 さて、話は変わりますが『侵略放送パンドレッタ』という番組をご存じでしょうか? 地上波ではなくて、スカパー!やケーブルテレビなどで視聴できるMONDO21というチャンネルで放送されている、アニメ&特撮のマニア向けプログラムです。

 この番組の中で、『平成特撮ヒーロー論』というテーマで、切通理作さん、氷川竜介さんとトークをやらせていただきました。20分ほどのコーナーなんですが、我ながらなかなか良い感じのトークだと思いますので(笑)、視聴可能な方はぜひご覧になって下さい。制作ナンバーは#34で、21日よりすでに何度か放送されており、しばらく繰り返し放送されるようです。ほかにも、とり・みきさんの吹き替えのコーナー(ゲスト・玄田哲章さん)や、デメタンのアイコラの話など、楽しい内容盛り沢山です。


関係ないけど、この子可愛かったので、今度紹介してください>切通さん(業務連絡)



09.19 幻の雪山

 ウルトラ怪獣ソフビは発売されたら必ず買っていたんですが、実はコスモスの途中で挫折しています。だって、カオスパラスタンがあまりにも……あまりにも……(泣)。
 んで、旧作怪獣のラインナップに期待してるんですが、先日発売されたこのウーのデキはすごいや。もうガレージキットいらないじゃん。恐竜戦車も早く買わないと。

 え〜、まったくもって久しぶりの更新で、毎度のことながらアクセスしてくださってるみなさんには本当に申し訳ありません。忙しかった時期もないわけではなかったんですが、どっちかというと,サイトを運営するモチベーションが下がってたっつーか。しかし丸々2カ月ほったらかしというのはやっぱちょっとマズイよね。げすらも干上がっちゃってたし(^^;)。

 さて、この2カ月の間の最大のイヴェントといえば、やはり待望のファンコレ・シャンゼリオンバイブルの発売でしょう!

 もう発売からずいぶん経つので、お求めいただいた方も多いと思います。買って下さったみなさんには本当に心からお礼を言いたい。ありがとうございましたm(_ _)m。

 番組終了から6年。こんなタイミングでこんな本が作れたというのは、特撮ものに関わるライターとして本当に僥倖です。この本のあとがきでも書いたのですが、自慢する訳じゃないけれど、“シャンゼリオン”という名前はプロデューサーの白倉さんに頼まれて、私が考案したものです。実を言うと、初めてシナリオの持ち込みをしたのがこの作品でした。

 そんなこともあって、非常に愛着のあるシリーズであり、ムックの発行は当時からの念願だったのだけど、実を言うと私自身は実現できるとは思っていませんでした。その前に作ったファンコレ『アギトグラフィティ』の売り上げが良く、ソノラマから「同じようなものをもう一冊できないか?」と打診を受けたときにも、“シャンゼリオン”と半ば冗談では言っていたものの、本気ではなかったのです。しかし、『アギトグラフィティ』をいっしょに作ったライターの大地洋子さん、中島理彦さんがともにシャンゼリオンの大ファンであったこと、特撮もののファンの在り方が変わってきていること、そして何より主演の萩野崇さんの『龍騎』レギュラー出演という強い追い風を受けて、企画は一気に現実味を帯びてきました。それでもまだ逡巡していた私の背中を大地さんが強引に押し(笑)、ようやく実現にこぎ着けたというわけです。
 とにかく、今回は大地さんのバイタリティによるところが大きかった! シャンゼのファンは彼女に感謝するように。私も感謝しています。

 大地さんという、もともと『ヒーロービジョン』を書いていたライターさんと『アギトグラフィティ』でコラボレーションを組めたというのが、私にとっては非常に大きな経験でした。『宇宙船』的な従来の作り方に『ヒーロービジョン』の目指す芸能誌的な手法を融合させることによって、現在の特撮ファンダムの要求に適合した新しい形のファンコレを作ることができた、そんな気がしたのです。きっと、今までのような作り方であれば『シャンゼリオンバイブル』は成立しなかったでしょうし、発売から一週間足らずで増刷というヒットにもならなかったと思います。

 さてさて、ファンのみなさまはお待ちかねの握手会イヴェントも、いよいよ近づいて参りました。萩野崇さん、相澤一成さんと会えるまたとないチャンスです! 6年来のファンの方はもちろん、浅倉威/仮面ライダー王蛇で萩野さんのファンになったというあなたもぜひ。詳しくは朝日ソノラマHPこちらをご覧下さい。当日は私も会場におりますので、ぜひお会いしましょう!