03.23 Mr. THUNDER BIRD


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 あれよあれよと言う間に桜も満開。プロ野球の開幕を待てず、草野球に精を出しています。一昨日はお昼から練習して、終わったらお花見のはずだったのに、中国から飛んできた黄砂でグラウンドは砂の嵐状態(作戦名・デザートストーム)。ふと周りを見回すと……咲いているはずの桜の花が、ない! 高尾って標高高いのね……(涙)。そんでもって、昨日は朝から光が丘で練習試合。こっちの桜は見事に咲いていました。
 今シーズンはもっぱらキャッチャーを勤めることになりそうな……保つのか、腰?

 最近はテレビなどで野球の話と言えばメジャーと相場が決まっていて、人気者はイチローと新庄、あとは今年からメジャーに挑戦する石井一久に田口といったところですが、忘れちゃいけないのが古巣のドジャースに戻ってきた野茂です。誰かがうまいこと言うなあと思ったのが、メジャーへの道は野茂が切り拓き、イチローが舗装し、新庄が口笛を吹きながらスポーツカーで走り抜けたという表現。新人でいきなり首位打者を獲ってしまったイチローの凄さはもちろん、新庄みたいな選手が日本のファンに受けるのもわかるんですが、やっぱりパイオニアとしての野茂なくしてその後の日本人メジャーリーガーはあり得なかったんじゃないかと。

 その野茂が所属するロサンゼルス・ドジャースの監督が、その昔横浜大洋ホエールズに在籍していたということを知っている人は少ないのではないかと思います。ジム・トレーシー、1983〜84年のシーズン途中まで在籍し、通算打率.301。チャンスにめっぽう強い好打者でした。当時から人柄も良いと思っていましたが、そうでなければメジャーの監督なんて務まるはずがありません。
 当時の私はこのトレーシーの大ファンで、隔月刊で発行されていたファンマガジン「横浜大洋」で彼のニックネームが募集されたとき応募して、採用されたのが上の画像の記事です(1983年の9月号)。名前がトレーシーだから、国際救助隊のトレーシー一家に引っかけ「THUNDER BIRD」……(笑)。いかにも特撮ヲタクらしい発想で恥ずかしいことこの上ないんですが、なにせ20年近く前、まだ雑誌の仕事なんか始めるはるか前の話ですから、こうしてカラーで紹介されたのは天にも昇る喜びでした。トレーシー本人がこの記事を読んでくれたかどうかは定かではありませんが、これ以来、私にとって彼は他人とは思えない、特別な選手の一人です。そのトレーシーが、今やメジャーの監督になって、野茂のいるチームを指揮している……これが応援せずにいられましょうか?


ファンマガジン横浜大洋(現・月刊BayStars) 83年9月号
表紙は後に大量斬首に連座することになる当時のチームの顔・高木豊(^^;)

 ちなみに83年に首位打者に迫る成績を残したジム・トレーシーは、翌84年のシーズン、開幕早々に怠慢プレー事件を起こし、前半戦の終了を待たずにチームを去ります。どうしてあんないい選手を途中解雇したのかずうっと不思議に思っていたのですが、大洋の渉外担当(外国人選手のスカウト)だった牛込さんの本によると、当時の監督だったS根潤三がトレーシーの顔を嫌っていたそうで……(涙)。道理であの頃の大洋、弱いチームだったわけだ……。


03.19 おそらくこの地上で一番旨いもの

 札幌極楽紀行シリーズその2。
 これねぇ、まだち(真雲子)といって、真鱈の白子のお鮨です。札幌の中央市場の中にあるお鮨屋さんで鮨をつまむのが、北海道スキーツアーの恒例行事となっているんですが、この鮨がもう絶品なんですよ。鮨と言えば小樽が有名ですが、「小樽の鮨屋はなにひとつ反省なんかしちゃいねぇ」と西原理恵子も言っているように、評判ほど旨い鮨に巡り会えたことがありません。その点、場内で舌の肥えた地元の魚屋相手にやっているこの鮨屋は、この世の中にこれほど旨いものが他にあるだろうとかいう鮨を喰わせてくれます。しかも安い! 上の写真から少しでもホンモノの旨さを感じていただければ幸いです……って、嫌がらせ?(笑)
 実は私の一番の好物は鮨の中でもウニと赤貝なのですが、本当に旨い日本海産のウニの旬は本来夏なんです……っていう話は前にも書きましたね(^^;)。夏のウニを喰うという野望も、なんとか実現したいと思っています。

 北海道といえばもうひとつ、ジンギスカンが本場で、焼肉店に入ってラムを注文したところ、ないという。そんな馬鹿な、札幌まで来てラムがないなんて! ラムを出せ、ウチはラムが喰いたいっちゃ!!(できれば平野文さんの声で)と大騒ぎ(笑)。ススキノの焼き肉やさん、酔った上でのこととはいえすみませんでした(^^;)

 さてさて、札幌の歌姫・あらいえみさんに今年も会ってきました。もちろん恒例のカラオケも。あらいさんとは10年前の日コロ・アニメシンガーコンテスト以来の友人で、という話はもう何度か書いていますよね。最近は友人の吉田知也さんと「quartza-quartza」というユニットを結成し、自主製作のCDをリリースしています。その第一弾がこの「quartza-1」! ZABADAKにリスペクトしたという吉田さんの美しい楽曲に、あらいさんの透明感のある歌声が載って、個性的な世界を築き上げています。

 こちらが吉田さんのサイト・ぺんぎんやweb。リンクしますと言っておきながら遅くなってすみません>吉田さん。
 MP3とReal Audioで「quartza-1」のサンプルも聴けますので、ぜひ御一聴を。CDは自主製作版を置いているCDショップで買えるほか、いずれはぺんぎんやwebでonlineでも買えるようにするとのことなので、ぜひ。

 最後にプチ告知。今日(19日)の日本テレビ「ザ・ワイド」にて『宇宙船』が紹介されます。編集部のスタッフもコメントで顔を出しますのでお楽しみに! ちなみに私じゃないです(笑)。こないだのコスモスでちょっと懲りたのさ。それから、20日のテレビ朝日「スーパーモーニング」でも取材を受けています。内容はほぼ同じ……。もしかして世の中はムネオと特撮が流行っていますか(笑)。



 03.18 オモチャ

 少し古い話になってしまうんですが。2月の、雑誌の仕事が本格的に忙しくなる前に、例によって年に一度の北海道スキーに行ってきました。今年は初めてスノーボードにトライして、たった2日間の練習だけど、一応ターンができるようになってちょっと自慢。感触を身体が憶えているうちに、なんとかもう一回行きたいんですが、今年はもう山に行くのは無理だから、つぶれる前にSSAWSにでも行こうかと思っています。空いてる平日に行きたいんだけど、一人じゃつまんないので、誰かいっしょに行ってくれる人、いませんかねぇ?

 さて、北海道からの帰りに乗った飛行機、JALだったんですが、ビジネスクラスが空いているので、エコノミーの料金でそっちに乗ることになりました。まあ、ビジネスクラスつっても、座席の広さなんかはエコノミーとそう変わりません。ただ、ひとつだけ大きな違いがあって、私たちはそれに目を奪われました。前の座席の背もたれに、液晶パネルが付いているんです。そして、肘掛けの部分をよく見ると、そこになにやら見慣れないコントローラーらしきものが……?

 これが実はJALご自慢のMAGICという設備らしい。そういえば一時期テレビCMを流していたっけ。飛行機の中で乗客がなにやらモニタを見ながら泣いたり笑ったりするやつ。……ご自慢の割には、さっきJALのオフィシャルページを探してみたんだけど、MAGICの紹介ってないんですよね……なんで?
 これがですね、映画などの機内放送、音楽放送、さらにはゲーム、カード電話などを集中制御する多機能コントローラーなんです。よく見ると、十字カーソル以外にABXYボタンがついてるでしょ。写真には写っていないけど、前部にはご丁寧にLRボタンも付いていたりします。これで好きな音楽を選んで聞くなり、ゲームをやるなり、もーどーにでもしてちょーだい! ということなんでしょう。へ〜、面白い……と思ったんですが……。
 夜遅い時間で、しかも札幌千歳から東京羽田までわずか1時間ちょっと。映画なんて見てるヒマありません。それに国際線なら機内で映画なんて当たり前。おのずと短時間でカタがついて、ちょっと珍しげなゲームでもやってみようかな、ということになります。ところがあなた、このゲームのラインナップというのが、こんなの。ベーシックなカードゲームか、パズルみたいなのばかりで、お堅くてつまんない。短時間でパッとやって楽しいのって、格闘ゲームとかレースとかでしょ。せっかくのLRボタンが泣いてるぜ。悔しかったらイカスGAL格闘ゲームでも用意しておけって。
 ……というわけで、結局音楽を聴きながら機内での時間を過ごしました。これじゃいつものエコノミークラスと一緒だよ。唯一の話題は、子供向けのオーディオチャンネルで、石田燿子の『Sugar Baby Love』(だっけ?(^^;) たぶん違ってる)が聴けたこと。こんなところで石田燿子の歌が聴けるなんて!(笑)

 この機械って、やっぱり離陸前や離陸中は使えないんです。安定飛行状態に入って、例の“Fasten seat belt”のサインが消えて、はじめて触っていい、ということになるんですが、その瞬間みんな待ってましたとばかりにいじりはじめる。その様子を客観的に見ると、いい年した大人が珍しいオモチャを一斉にいじりだして、なんとも滑稽でした。だいたい大した中身がないので、コンテンツよりもコントローラーをいじることが目的化してしまいそれがツライ。『ほら、こんな珍しい機械をご用意ちまちたよ、ボタンもいっぱい付いていてなんか楽しそうでしょ。だから飛行機に乗ってる間はおとなしく、これで遊んでいてくだちゃいね〜』といわれているようで……。バカにしとんのか、JAL? みたいな(笑)。

Plofile、CG Exhibision など、ちょこちょこと更新しております。よろしければご覧になって下さい。



03.17 連チャン

 いくら私がウルトラ怪獣好きでも、ガチャ回していきなりチャンドラー2連チャンというのは凹んでそれ以上回す気力を失ってしまいます。よっぽど、片っぽ、耳削ぎ落としてやろうかと思いましたよ。やらないけど。

 というわけで、『宇宙船』100号の作業も大方終わりました。自分で言うのもなんだけど、今回の表紙は、ちょっと良い感じよ(笑)。近々画像もアップしますのでお楽しみに。内容の方も、もちろん100号記念ということで、素晴らしいものになっています。ご期待下さい。隔月刊になったので、発売は4月1日です。お間違いのないように。

 さて、時流に合わせてちょっとムネオの話でもしましょうか。
 なんかね、今頃になって大騒ぎするなよ、と思います。最初に顔を見たときから、こんなやつだってわかってたはずじゃない? 今のマスコミを中心としたムネオ騒動って、国民的ヒールを見つけて楽しんでいるようにしか見えないです。別にムネオの肩を持つつもりはさらさらないですけど、ここまで来ると、ちょっと同情したくなります。

 あのねえ、今の国会って、二世三世議員ばかりじゃないですか。常々思っていることなんだけれど、この日本にも階級というのはあって、やれ明治以来の政治家の家柄だとか、財閥だとか、私たち庶民とは一線を画した上流階級というものは確実に存在して、既得権益というものをバッチリその手中に収めている。不労所得に限りなく近いありあまる財産を持っていて、不景気とは関係なくのうのうと暮らしている。ちょっとひがみっぽい書き方になりますがね(笑)。そういう人たちが実権を握っているから不況対策も進まないのだと思うのですよ。
 そんで、ムネオという人はたしか故・中川一郎の秘書かなんかで、叩き上げの代議士でしょ。心情的にはそういう人に肩入れしたいんです。でも、バックがないが故に、政治の世界でのし上がっていくためには金に意地汚くならざるを得ない。国政を担う理想よりも、利益誘導やら裏金やらで、権力の座にしがみついていることに汲々としてしまう。だから、叩けば埃なんかいくらでも出てくるのでしょう。なんか悲しい。
 小泉純一郎という人はそういう政治の世界の構造を改革してくれるのかと思っていたんですけどね。思ってなかったかな、前の選挙でも自民党には投票しなかったし(笑)。

 それとね、ムネオが離党したことで証人喚問で功を上げた野党議員が有頂天でテレビに出まくって次は辞職勧告だなんて息巻いているけれど、もっと大きな視点で見ると、これって結局、真紀子がムネオのクビを獲ったんだよねぇ……。確かにドラマとしては面白いです。そう考えると、本当に構造改革をしてくれるのは真紀子さんなのかもしれません。ムネオのような政治家を生む土壌を作ったそもそもの元凶は彼女の父上だったりするわけで。まあ、彼女も目白のお嬢さんだし、本当のところはわからないですけど……。ちょっと大きな歴史の流れをみているような気分にもさせられます。いや、決して人ごとではないんですがね(^^;)。



03.02 「ハーキュリーズのコヌタ投手」?

 

 

 今日(3月2日)の『ウルトラマンコスモス』をご覧のみなさま

ごめんなさい
もうしません
m(_ _)m

  

 いや、ことの起こりはですね、一緒に草野球チーム『ハーキュリーズ』をやっている川上英幸さんから、「コスモスに野球選手が出てくるので、チームのグラウンドコートを衣装として貸して欲しい」と頼まれたことだったのです。で、お貸ししたはいいけれど、役者さんにサイズが合うかどうかわからない。川上さんから「エキストラみたいな役だし、コヌタさん出ればいいじゃん」と言われて「うーん、野球選手の役……いいかも……」と言っていたら、いつのまにか原田組には「コヌタさんがどうしても出たいと言っている」と伝わっていて(笑)、引っ込みがつかなくなってしまったという……。
 でもね、でもね、シナリオ上は別の名前が付いていたんですよ、私の役。リハーサルで影丸さんが「コヌタ投手!」というのでびっくり!

「か、監督、それだけはやめましょうよッ!」
「他のシーンで、もう言っちゃってるから変えられないよ」
「がーん(T_T)」

 ファンのみなさん、関係者のみなさん、大変失礼いたしました。

 もっと目立っちゃってるかと思って、上↑のようなコンテンツを用意していたんですが、いわれないと私、どこに出ていたのかわかんないですね(^^;)。あー、良かった。

一応、おわびの現場レポ

カワヤ役の影丸茂樹さんと、右田医師役の右田昌万さん。


同上。ラグストーンに取り付かれた人のリーダーである右田さんには、
現場で大変お世話になりました。


ロケ現場。階段の上にラグストーンを合成するわけですね。
触手のようなものは1/1の造り物があって、現場に置かれていました。


シェパード。ピカピカ。

 この機に乗じて宣伝(爆)。
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