01.26 オレニクル

『宇宙船』99号、終わりました。この号から隔月刊化し誌面もなんとなく、ちょっとだけリニューアル。次号はいよいよ往年のライバル誌・ツルモトルーム版スターログに追いつく(笑)100号ということで、今後とも何卒ご贔屓にm(_ _)m そうそう、告知したいのでカバーの画像送って>小川くん(業務連絡)

 さて、昨年来のLEGO熱はTechnic/BIONICLEへとその対象を微妙にずらしつつ継続中。ていうか、ますます加熱しております。BIONICLEのマスク「カノイ」はブラインドの袋に入って売ってるんですが、おもちゃやさんの店先で盲牌しようとしている自分に気がついたときには、ちょっとヤバいなと思いましたですよ(笑)。最近はBIONICLEのみならずTECHNICのセットを買ってきてオリジナルのロボを組むのが楽しいんですが、そんなBIONICLE・オリジナルロボたちが集うのが、さしださんのサイト“ORIENTAL TECHNOLOGY”=通称オリテクの中にある“オレニクル”のコーナー。猛者のみなさんによる力作が掲載されています。私みたいな初心者が参加していいものだろうかと悩んだのですが、あの華麗なラインナップに自分の作品をくわえたいという誘惑に勝てず、とうとう投稿してしまいました。今紹介していただいているのは上の写真の高射砲型TOAだけですが、すでに第2、第3の機体もスタンバイしています(^^;)。さしださんのサイトはミクロマンや変身サイボーグなどのSFオモチャが好きな人には今さら紹介するまでもないと思いますが、知らなかったという方はぜひ。さしださん、今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m



01.08 100円ガシャポン

 バンダイガシャポンSDMウルトラマンシリーズ2より、私がもっとも愛する怪獣の一匹であるゲスラ。昨年秋からスタートした新シリーズで、暮れに第2弾が発売されています。最初に知ったときにはHGという非常に優れたシリーズがすでにあるのに、なぜその廉価版のようなものを? と疑問に思ったものですが、いざ実物を手にとってみると、HGとは違ったこのシリーズの素晴らしさをしみじみ感じます。
 SDというのはディフォルメの仕方に作者の個性が出るため、好き嫌いが分かれるところですが、ギリギリまでリアルさを維持しながらサイズだけを圧縮したようなこのアレンジは、私にとって理想的なものでした。今までに見たウルトラ怪獣のディフォルメの中でもっとも素晴らしい出来と断言しましょう。ただ、この造型の気合いの入り方はやはり初代ウルトラマン怪獣たちへの愛のなせるワザであるらしく、リドリアス、ゴルメデといったコスモスの怪獣のディフォルメは明らかにこの水準に達していません。まあ、仕方のないことだとは思いますが……(汗)。
 第1弾ではコスモスの怪獣とともに、初代ウルトラマンの怪獣が第1話から順にベムラー、バルタン星人、ネロンガとラインナップされ、どうやら、話数順にすべてのウルトラマン怪獣が商品化されるらしいと噂には聞いていたのですが、眉唾でもありました。しかし、第2弾で第4話のグリーンモンスが登場し、どうやら本気らしいということが判明! まだ、ラゴンもマグラーも入手できていないのですが、とにかくこれからの展開が楽しみです。もちろん、既存のラインであるHGの方にもこれまで通り頑張っていただきたいです。


01.05 1/3 Project

 本日より通常営業ということで。

 以前、傑作シリーズとしてご紹介したガシャポンの『ブルマァク魂』、第2弾が発売されました。そのラインナップに入っているレッドキングは、私が子どもの頃から破損も紛失もせずに持っている、ただ一体のスタンダードサイズ怪獣ソフビです。さすがに30年前のオリジナルは良い感じに古びて、新品であるブルマァク魂の鮮やかな彩色には違和感がありますが、こればかりは致し方のないことでしょう。怪獣好きの私が復刻ソフビに手を出さないのは、なまじ現物がひとつ残っているがために、この30年の時代の差違を埋められないからでもあります。
 もともと、怪獣が好きだった割には怪獣ソフビをあまり持っていない子供でした。持っていたのは、ゴジラ、アントラー、ウインダム、タッコング、ゴーストロン、それと、「ウルトラセブンの怪獣を買ってきてね」と頼んだのに、母親が間違えて買ってきたガルバン……確かそれだけだったと思います。そのほとんどは破損して捨ててしまい、唯一無傷だったウインダムは引っ越しのどさくさに紛れて紛失してしまったという、よくあるパターン。では、何故このレッドキングだけが残っているかというと、これはもともと自分が買ってもらったものではないんです。公園でゴジラで遊んでいたら、見知らぬ上級生が来て、無理矢理取り替えられてしまったのです。レッドキングを家に持って帰り、親にそのことを話すと、取り返してこいといわれ、泣きながら町中を探したものの、結局その上級生は見つからず悲しい思いをしたことを、公園に咲き誇っていた夾竹桃の花の香りとともに鮮明に憶えています。今ではこのレッドキングに愛着があり、手元に残ったのがゴジラでなくてよかったかな、とも思っています。
 それにしても、アントラーの角って、必ず折れませんでしたか?

 まったく無関係ですが、今日テレビを見ていて気がついた隠れたそっくりさん。

 「大竹しのぶと原由子」

 ……今ひとつ当たり前? じゃ、もうひとつ。

 「プロゴルファーの丸山茂樹と磯野貴理子」

 似てると思うんですけど。表情の作り方とか。

 そうそう、昨日ここで書いたブラックホースが競馬場でハンペンカーを追いかけるシーンは手ぶらでしたね。電子回路破壊装置は持っていませんでした。久しぶりにどうしても見たくなり、ビデオを借りてきて気がつきました。一応、特撮ライターたるもの、うろ覚えで書くのはいかんな(^^;)。


01.04 BLACK HORSE

 あけましておめでたうございます(笑)。

 というわけで、ようやく年賀状用のCGが完成いたしました。
 一応、毎年干支にちなんだネタで年賀状を作ろうと思っているのですが、今年の干支である午=馬というのは、これというモチーフがなくて、どういうデザインにしようか、非常に迷いました。『人造人間キカイダー』に登場するダークロボット・ブラックホースは、大好きなキャラクターなのですが、このデザインですから絵になりにくく、気合いを入れてフルCGにしようと思ったのが運の尽き(^^;)。リアルなプロポーションを持った人体モデルを作るハメに陥り、モデリングに一週間近くかかってしまいました。実際は、市販のボディ素材を流用しているので、完全オリジナルではないのですが、プロポーションを変え、頭部を造型し、ポーズをつけるだけでも大変な作業でした。そもそも長く使っていたSpecular Infini-DからShade Professionalに乗り換えたはいいけれど、習得する時間もないまま放置してしまい、使い方をすっかり忘れておりました(^^;)。
 すでに年賀状をいただいてしまったみなさま、明日投函しますので、もうしばらくお待ち下さい(^^;)。遅くなって本当にすみませんでした。ああ、しかし、本当は元旦のTOPをこの画像で飾りたかったなあ。三賀日も過ぎてから馬の絵なんか見せられても、もはやおめでたくもないですよねえ……(^^;)。
 ブラックホースの活躍シーンとしては、競馬場でこの電子回路破壊装置(磁石じゃなくて馬蹄なのね)を振り回しながらハンペンカーこと服部半平のスバル360を追い回すシーンが大好きなのですが、そんなものをCGで再現する気力などもうどこにもありません(笑)。

 


01.02 BLITZ-BLOTZ

 ブリッツブロッツは『ウルトラマンガイア』に登場する怪獣の中でも正統派の強敵として、キャラが立っていた怪獣だと自負しています。もちろん原田、満留両監督の巧みな演出のおかげなのですが、そのわりには商品化に恵まれず、解せなかったのですが、昨年になってようやく食玩として初の立体化を果たしました。
 発売されてすぐの頃は、近所のスーパーになかなか入荷されず、ないないと騒いでいたら多くの方から「ここに売ってますよ」という情報や、中には現物を買って来てくださる方もあり、今は都合3体のブリブロがわが家にいます。みなさん、その節は本当にありがとうございましたm(_ _)m。長らくご紹介する機会を逸していたのですが、年も明けたということで(?)あり合わせの背景ですが、合成写真を作ってみました。

 高さおよそ10センチほどのソフビ人形で、ガイアとセットで500円。食玩としては高価な方ですね。このシリーズの人間型のキャラクターはどれもちょっと寸詰まりなのが残念。そこでコラージュの方では少し等身を上げてあります。下の写真が玩具をそのまま撮影したもの。プロポーションの違いがわかりますよね。

『命棲む星』のアイディアを最初に考えたとき、ブリッツブロッツは「全身赤一色のカラス天狗のような怪獣」をイメージしていました。天空から翼を拡げて舞い降りてくる人型の怪獣というものを考えたとき、カラス天狗のイメージが浮かび、色は「黒では当たり前なので赤」と考えたことから、執筆のときには『鳥人戦隊ジェットマン』に登場するセミマルという怪獣をイメージキャスティングしていました。ウルトラマンの光線技を反転して跳ね返す、というところから、反転させるという意味の「FLIP FLAP」という単語をもとに、ブリッツブロッツという名前が付き(当時、双子のフリップフラップが気に入っていたということもちょっとあり(笑))、その名前から特技監督の満留さんとデザイナーの奥山潔さんが白黒左右反転のこの優れたデザインを起こしてくれました。準備稿通りの赤一色より数倍インパクトのある非常に優れたデザインになったと思います。ミズノエノリュウのときといい、このお二方の発想には本当に助けられています。ちなみに、映像化はされませんでしたが、ブリッツブロッツはワームホールから出てくる際に、羽を体に巻き付けアサガオのつぼみのような弾丸状になっているというシナリオの描写があり、弾丸を意味するブリット(bullet)という言葉もネーミングのイメージソースになっています。また、奇襲して来るということで、第2次大戦のドイツ軍の電撃作戦を意味するドイツ語のブリッツ(BLITZ)=稲妻という意味も入っています。デザイン上でも、カラス天狗という日本的なモチーフながら、胸の十字などにドイツ語風のネーミングに相応しいアレンジがなされていて、改めてこのデザインの秀逸さを感じます。


01.01 謹賀新年

 あけましておめでとうございます。すみません、まだ年賀状作ってます(^^;)。

 今年もつつがなく年が明けてよかったよかった。ここを読んで下さっているすべてのみなさま、昨年中は大変お世話になりました。今年も、何卒よろしくお願いいたします。

 いつもは年末はいろいろ思うところもあり、このTOPのコラムも筆が走るのですが、昨年末はことのほか多忙でここのネタをゆっくり考える時間もなく、結局クリスマス以来一度の更新もできずに慌ただしく年を越してしまいました。

 身近な友人によく話していた今年の抱負は、「とにかく仕事をする」ということ。昨年は忙しかった割には形に残るような仕事は少なくて、何をしていたんだろうと考えるまでもなく、野球をしていたことであるなあと思います。いや、ほんとうに野球はめいっぱいやりました。去年のはじめ頃はキャッチボールもまともに出来なかったものが、曲がりなりにもセカンドと外野、さらにキャッチャーならなんとかこなせるプレイヤーになりましたからね。
 それじゃあ今年は野球はやらないのかというと、そうではなく(^^;)、野球も昨年以上に楽しみつつ、とにかく仕事をしっかりやりたい。質、量ともに昨年の倍ぐらいはやって、年俸も倍増したいというのが今年の抱負。折しも、フランチャイズを置く『宇宙船』が隔月化し、黙っていたって仕事の量は増えそうです。さらにシナリオの方も、できれば二桁ぐらいの本数を書きたいと思っています。各制作会社のみなさま、今年のコヌタはやる気です! よろしくお願いいたします m(_ _)m 

 さて、画像の方は例のバイオニクルをちょっとオリジナルアレンジしたもの。一応お正月らしく紅白にしてみました(^^;)。ネット上の玩具サイトマスターのみなさんの作品を見ると、こんなの恥ずかしくてお見せできないんですが……。

 おまけ。年末には各局で流行語大賞とか、名セリフ、迷発言の特集をいろいろとやっていましたが、私が昨年テレビで聞いた中でもっとも印象に残ったのは、「ズームイン朝!」の年末特集で「千と千尋の神隠し」を紹介した際の福沢アナの次の一言。

「この作品の公開後、各クラス、職場に一人は“カオナシ”と呼ばれる人が存在するようになりましたね」

福沢朗、前々からすごいヤツだとは思っていましたが、私的にはこの一言で民放男性アナウンサーナンバーワンの座を揺るぎないものにしました。最高。