04.28 novel

 すでに掲示板でも話題になっているので、このページの常連のみなさんにはすでにお馴染みと思いますが、小中千昭さんの初の短編小説集「深淵を歩くもの」が徳間書店デュアル文庫の新刊として発売されました。「幻影界」「幻燈館」「幻視者」の三章で構成されるこの短編集のなかで、私が非常に感慨深いのは「幻燈館」に収められた、かつて『宇宙船』の連載「クリーチャー幻影館」のために小中さんが書き下ろされた短編の数々です。ご存じの通り「クリーチャー幻影館」は毎号、小中さんが出したモチーフに基づいて読者が造型作品を投稿し、その中の一点のイメージから小中さんが短編のホラー小説を書くという、まさに寄稿者と投稿者のキャッチボールで作られた理想的な読者参加型コーナーでした。編集担当だった私は、毎回送られてくる読者のみなさんの造型作品と、それによって着想された小中さんの小説をただただ面白いなぁと思いつつ、そのやりとりの仲介をさせていただいたに過ぎませんが(^^;)、巻末には身に余る謝辞までいただいてしまい、恐縮するばかりです。『宇宙船』の読者ならば、小説を読みながら、そこに添えられていた立体造型によるキャラクターたちを思い出してもらえれば、きっと楽しさも倍増すると思います。もちろん「幻燈館」のほかの短編も、未発表のものもあり小中さんのホラー世界を堪能できるものばかりです。ご一読をお勧めします。書店で探す場合は、徳間書店デュアル文庫の新刊ですからね。私は失念してしばらく徳間文庫の棚を探し回り見つけられませんでした(^^;)。いやぁ、最近本屋さんでお目当ての書籍を探し出す能力が落ちまくっているんだよなぁ……(^^;)。


04.20 CD買い

 仕事が一段落すると買い物がしたくなるのがいつものヒロサワです。いろいろ出した分、本を読んだり音楽を聴いたりあと映画を見たりしてインプットしないとな、ということで。今日は本当は戦隊シリーズ25周年記念全主題歌集2枚組でも買おうかな〜と思って山野楽器に行ったんだけど、それはおいてなくって、かわりに目に飛び込んできたのがこれ。発売日は1月25日になってるのに、ぜんぜん気がつかなかった(^^;)。もう3枚目が出るなんて、すごい勢いですね〜。今回は、私の青春のモニュメントである(笑)クリマミ@太田貴子の「ハートのシーズン」が入ってたりして、あいかわらず泣かせてくれます。この曲が石田燿子ちゃんの歌できけるなんて!

 もう一枚はこれまた古い盤で、ピアニスト中村由利子のベスト盤「アンティム」。とにかく私はピアノの音が好きで、仕事をするときにはだいたいピアノ曲を聴いています。似たようなピアニストに西村由紀江という人もいて、名前も似ているし曲も同じ様な感じなんですが、そっちは曲の途中からちょっと怖い現代音楽風になっちゃったりするので(笑)、私としては安心して聞ける中村の方が好みかな。あ、インナー読んでたら大林宣彦の寄稿があったりして(笑)。夜中、NHK総合テレビをつけっぱなしにしていると、放送が終わった後、意味もない映像とともに中村由利子などの曲を流していて、仕事にはそれが一番合います(笑)。


04.18 月イチ更新(^^;)

 4月に入ってようやく最初の更新です。前回の更新が3月19日だったから、これじゃまるっきり月イチ更新ですね。いやはや。
 音沙汰のない間何をしていたかというと、出版の仕事が3件、シナリオの仕事も3件、同時進行していまして、仕事があるということはまったくもってありがたいことなのですが、さばききれず破綻を来してしまいました。ご迷惑をおかけした関係者のみなさま、本当にすみませんでしたm(_ _)m 私の場合、いただける仕事を断るなんざぁ10年早いと思っていて、基本的に声をかけていただいた仕事はすべてお引き受けしているんですが、ちょっとは自分のペースというものを考えた方がいいと思い直す今日この頃です。そういってる今も、『宇宙船』の96号こそ脱稿したものの、シナリオの仕事は進行中だし、ファンコレTDGは終わっていないし、新しく引き受けちゃった仕事もあるしでまったく気が抜けないんですが……(^^;)。

 さてそんな多忙な日々の楽しみといえば、やっぱり野球です。とはいっても、今年のプロ野球、ご贔屓の横浜は監督がかわったせいかすっかりしけたチームになっちまいやがって、テレビで試合を見ていてもちっとも面白くありません。だいたいあの監督は、大砲揃いの巨人に対してうちはピストルだ、ゾウのような敵に対してアリみたいなものだと卑下するけれど、仮にも3年前の日本一のチーム。首位打者経験者が打線に二人もいるんです。ローズや駒田が抜けたのは確かに大きいけれど、それだけでこんなにも弱くなるなんてちょっと変。知将だかなんだか知らないけれど、前の監督の悪口を言ったり、自分のチームの選手をまるで力がないみたいに言って、勝ったら自分の手柄にするための布石を打っているとしか思えません。今負け続けているのは、選手が自信喪失して本来の力を発揮できていないからであり、そうさせているのはあの監督のような気がしてなりません。去年までなら負けても監督は愚痴ひとつ言わなかったし、選手も誇り高かった。もうしみったれた野球は懲り懲りです。ああ、権藤さんカムバック! もう今年はロッテファンになることに決めました。走るの〜大好き〜、どんどん走れ〜♪

……あ、いつの間にか横浜に対する愚痴になってしまいましたね(^^;)。違うんです、今年は見る野球から自分でプレーする野球へ! 友人やこのサイトで参加表明してくれた仲間たちで作った野球チーム、いよいよ活動を開始しました。その名も“チーム・ハーキュリーズ”! もちろん『ウルトラマンガイア』に登場するかの肉体派陸戦チームからの命名です。オリジナルマーク&ロゴの入ったユニフォームも完成! 実は先日初の対外試合を行い、19-11で見事勝利。監督兼セカンドで出場した私もホームラン1本を含む3安打7打点。試合の後チームメイトとお酒を飲みながら、世の中にこんな楽しいことが他にあるだろうかとしみじみ思いました。

 勝利の後の記念写真。チームのみんなには断りなしですが、この大きさなら顔も解らないしいいでしょ(^^;)。そんなわけで、楽しい野球を心の糧に、これからも破綻しない程度に仕事に励みたいと思います。あ、もちろん、ここの更新も出来る限りまめにやろうと思いますので、今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m。