12.31 1900年代の終わりに

 ふっふっふ。この期に及んで更新するとは思わなかったでしょ。

 29日、30日にNHKで再放送された『私が愛したウルトラセブン』を見ていました。半ばフィクションだとはわかっていても、在りし日の円谷英二さんや金城さんの姿をそこに重ね胸に迫るものがありました。
 その中で、ウルトラセブン『ノンマルトの使者』が流れる場面があるのですが、そこで初めて気がついたことが。私はガイア45話『命棲む星』の中でリンブンに『人間が人間のことを考えるのは当然だと思うけど』というセリフを書いているのですが、セブンのアンヌもまた、真市少年に対して同じことを言っていたのですね。『人間が人間のことを考えるのは当然じゃない』と。狙ったわけではありません。無意識に同じセリフを書いていたことに驚き、それぐらい、自分に大きな影響を及ぼしている作品なのだと改めて感じました。

 1999年最後の日ということで、少し生意気な話をさせて下さい。堅い話が苦手な方は読まなくても結構。長いです。
 クリスマスのちょっと前に、お茶の水で終電が無くなり、泣く泣くタクシーで越谷まで帰った日がありました。何台かのタクシーに無視され、なんとか信号待ちをしている車をつかまえました。近くにちゃんとしたタクシー乗り場でもあって、それで停まってくれなかったのかと思い、運転手にその話をすると、乗車拒否を批判されたと思ったのか弁解するような口調で、長距離らしき客は儲けが少ないので無視する車も多いのだと話してくれました。ふうんと思って聞いていると、運転手は最後にこう言いました。『お客さんがもしタクシーの運転手だったら、絶対同じことをしていますよ』。さらに、語気を精一杯強めてこう付け加えたのです。『それが人間ってもんなんですよ』
 この時、自分の中で何かが静かに切れました。忘年会の帰りでお酒が入っていたのが、50代半ばに見えるその運転手には不運だったかもしれません。それから越谷までの1時間強の道のり、私は自分より20歳は年上であろう運転手を相手に、ほとんど説教同然の社会批判を捲し立てました(^^;)。
 お客という、運転手にとっては逆らえない立場を利用して、憂さを晴らしたことについては、かなり反省しています。というか、普段の自分なら一番嫌なタイプの乗客にその時はなっていました。

 背に腹は代えられない。お金のためだから仕方ない。──きれい事を言うな、というのがこの国の常識です。しかし、そのために今、私たちは生きる目標を見失ってはいませんか。日本人は敗戦ですべてを失い、戦勝国に追いつけ追い越せとものすごい勢いで働いた。そのおかげで高度経済成長があり、今の繁栄がある。昭和39年に生まれた私などは、まさに高度経済成長の申し子であって、あの時代がなければテレビもウルトラマンもなく、当然今の自分はない。そのことを大いに感謝もしているし、今の日本を築き上げた世代──私の父たちの世代を尊敬してもいます。しかし、生活が豊かになり喰うに困らなくなっても、稼ぐこと、儲けることへの信仰からこの国の人々は逃れることが出来なかった。働いても稼いでも、心は満たされず、何に向かって生きてゆけばいいのかわからない、この国をこんなふうにしてしまったことについては、恨みにも近い感情が湧いてきます。特に、あの呑気な顔をして国の借金を増やし続ける総理大臣の顔などを見ていると、反吐を吐きたい気持ちになります。その借金は、いったい誰が返すんですか?
 ちょっと脱線したかもしれません。でも、この国には今こそお金以外の何か大切なものが必要です。60近いタクシーの運転手さん、あなたは今まで信じて生きてきたその信条を持ち続ければいい。でも、それを自分よりも若い世代に押しつけないで欲しい。なにが『それが人間』だ。人間はそんなものじゃない。少なくとも自分はそう思いたいし、自分が仕事の上で対面するこれから社会に出るような世代には、そんな諦念を持って欲しくありません。
 まったくもって、豊かな社会でぬくぬくと育った若造の戯れ言です。でも、もしこれから日本が貧乏な国になり、お金に幸せを求められない時代が来たら、本当にこの国の人々は何を信じて生きればいいのでしょう。そんな時代が来ないとも限らないから、だからこそ思うのです。

 現実論はいつでも幅を利かせます。

 例えば、私自身、本当にこの国から軍隊が無くなればいいと思っている。でも、敵が攻めてきたとき、武器もなくお前はただ愛するものが殺されるのを黙ってみているのかと、必ず反論されます。そういわれたらこちらは返す言葉がありません。憲法論議なんて、だいたいそんなところで堂々巡りしています。でもね、それは極論過ぎやしませんか? 私たちの現実に直面している問題は、そのもう少し手前にあって、愛するものを護るために戦うか否かという議論は、本当の現実論ではないのではありませんか?
 攻めてこられたら、の話をするのは結構だけれど、その前に、『攻められないための努力』をこの国は十分にしているでしょうか? たとえば外交であり、国際援助であり、日本人が海外へ出たときの態度です。日本人は外国から尊敬されているでしょうか? 外交では素人目に見ても失点が多く、国際援助は金しか出さない、出した金で日本の企業が進出し儲けはしっかり回収する。海外旅行に行けばその国の言葉も解さずブランド品や売春婦を買い漁り、飛行機の中でのマナーは最悪……。悪いことばかりです。もし本当に、日本が憲法に書かれているような世界平和に貢献するような平和国家を目指すのであれば、こんなことではいけないはずです。もし、戦後の日本の歴史の中のどこかで、そのことに目を向けることが出来たなら、今になって国際社会の中での孤立を心配することもなかったでしょう。

 お題目ではなく、社会制度としてそれを実現することは出来たはずです。人々の意識を変えるには、例えば学校での教育カリキュラムを変えればいい。教育方針のコントロールは政府に委ねられているのです。国際社会の勉強に時間を割き、今世界ではどの国がどうなっているかを子どものうちから学べるようにすることは可能です。その上で、海外で役に立つような職能を身につけるための学校には優遇措置をとる。海外で働きたい日本人には、奨学金や国が海外の門戸を広げることもできる。本当に困っている国には、見返りを期待せず潔く人材と資金を援助する。国際紛争には毅然とした態度をとる──そうした努力によって、日本が外国から一目置かれれば、攻めてくる国も少なくなるだろうし、万が一攻められても、他の国が黙っていないはずです。日本だけが武器を持たないのはズルイという『現実論』も幅を利かせているけれど、そういうときの外国の攻撃は経済封鎖などの外交的処置で十分なはずです。どこの国だって、今は孤立して成立はしないのですから。そして、その究極の目標として、軍隊を持たなくても人々を守れる国家、民族というものが見えては来ないでしょうか。
 日本という国は1970年代後半にはほとんどの家庭が喰うに困らない先進国になっていました。あのバブルの時代、海外の資産を買い漁ったりするのではなく、誰かが(もちろん政治家のような社会的影響力の強い──私たちの父親の世代の──誰かですが)有り余る経済力を持って、日本をこういう国にしようと思っていたなら、と私は思います。なにより、世界から尊敬される国民になる、という大きな目標が出来れば、1990年代になっても、みんな『上を向いて歩』けたに違いありません。ああ、九ちゃん。

 つらつら書いたことは全部机上の空論かもしれません。まったく繁栄の最先端の象徴であるパソコンなんかを使ってインターネットで声高に叫ぶことじゃないや。でもね、まだ遅くないかもしれません。後一年で世紀も変わります。私たちの父親は、私たちにこの豊かな社会をくれました。じゃあ、私たちは、次の世代の子どもたちに何を与えてやれるのか、それを考えなくてはいけない。

 大掃除をしながらそんなことを思う、1999年最後の一日──。


12.28 あと4日

 ちょっと気が早いとか言いながらクリスマスデコレーションをして、そのまま10日以上ほったらかしという……なんと間抜けなのでしょう(笑)。

 意地でも年内に更新しようということで、今日の画像は以前ここでご紹介した香港・マカオ版『ウルトラマンダイナ』Video-CDの『月に眠る覇王』! なんと、ピクチャーCDだったんですねぇ。いやぁ、デラックス。この調子で、1話につき一枚ずつリリースされているというのは非常に贅沢な気がします。中国語のサブタイトルは……書けません(^^;)。漢字がない(^^;)。CDの表面に書いてある文字を見て下さい。まぁ、意味は同じなんでしょうけど、なんか長くて日本語タイトルの押しの強さはないなぁ(笑)。

 前にも書きましたが、これ、香港・マカオ以外では売ってはいけないものなので、国内でどこで買えますかという問い合わせは円谷プロにはしないように。よろしくお願いします。

 この年末の、仕事がバカ忙しいときに、プリンターが死にました(;_;)。修理に出していたらいつ帰ってくるかわからない。仕事はそんなの待ってくれないので、仕方なく新しいプリンターを買ってしまおうと思い(壊れたプリンターはCanonのBJC600S。どっちにしろそろそろ買い換え時だとは思っていたのです)、雑誌を見ていたら、今のプリンターってほとんどがUSB接続なんですね。うちのPower Mac8500/120改G3/300には、当然そんなものありません。本当はA3ノビが印刷できるエプソンのが欲しかったんだけど……。
 というわけで、とりあえずiMac用のプリンターを買って、LANで印刷して急場を凌ごうと思っています。……が、いつまでもそれでは困るわけで。PCIスロットに挿せるUSBカードとかってあるのかしらん? 誰かいい方法を教えてくれませんか(^^;)。……G4買えってか?(^^;)


12.17 Monorail

 ちょっと気が早い気もするんですが(^^;)、あと10日を切ったということで、恒例のX'mas decorationしてみました。このメチャメチャおしゃれなweb素材が欲しい人は、上のバナーをClick!

 さて、例のゴジラの初日、私は上野の映画館で見ました。平成ゴジラの頃は、取材もあったため古式に則り(笑)日劇東宝で見ることが多かったのですが、子どもと行くようになってからは、我が家からのアクセスも容易で、めったに込み合わず、上映設備もよい上野東宝にしています。
 本当は午前中の回を見ようと思ったのですが、タッチの差で間に合わず、しかたなく次の回が始まるまでの時間つぶしに、久しぶりに上野動物園に行きました。うちの小僧はまだ生のパンダを見たことがなかったので(^^;)。ゴジラを見に来てパンダも見られることになり大喜びでした。

 一方、私にとって上野動物園といえばこれ! パンダよりモノレールです。岡田斗司夫さんではないけれど、モノレールは70年代に未来を夢見た少年の必須アイテムでしょう。ましてここのモノレールは、日本における第一号であり、しかも非対称型懸垂式ときたもんだ。やっぱこれでしょうモノレールは(笑)。

 さて、いざ乗り込もうという段になって、ふと視界の隅にを気がかりな文字が横切りました。貼り紙がしてあって“休止”とか“廃止”とか、なんかそんなことが書いてある気がする……。気にはなったのだけど、帰りに見ればいいやと思い、つい確認を忘れてしまいました。帰りは映画の時間ギリギリになり、そんなことはすっかり忘れていて、家に帰ってから思い出し、どうしても気になります。

 こういうときのインターネットじゃないか、というわけで、Yahoo!にいって、まずは上野動物園で検索。ところが、オフィシャルサイトが見あたりません。ハタと膝を打ち、恩賜上野動物園で再検索。これは正解で、オフィシャルサイトらしきものを発見! ところがいざ行ってみると、あろうことかFile not found! ないのか! 天下の上野動物園ともあろうものが! 一瞬途方に暮れた後、今度はモノレールの線で検索し、この路線が東京都交通局の管理であることをつきとめました。そして、ようやく欲しかった情報をGet! ……いやぁ、意外と難しいんだよね、本当に欲しい情報の検索って(^^;)。
 というわけで、上野動物園のモノレールですが、廃止ではなく、老朽化対策の補修工事のための運転休止とのことでした。やれやれ一安心。しかし、本格的な補修工事らしく、工事期間が長い! 工事が終わって、再び乗れるようになるのは平成13年7月です。車両も老朽化したため全面更新されるということなので、現行車両に乗りたい人は今が最後のチャンス!(って、ノリはほとんど鉄道マニアだよね(^^;))その工事がいつから始まるかというと……12月19日……って、明後日じゃないか!(^^;) さあ、焦りまくって上野動物園に行こう! ……行きませんか?
 恩賜上野動物園モノレール改修工事に関する詳しい情報はこちら


12.15 IMITATION

 奥さん奥さん、『テレビマガジン』(1月号)ご覧になりました?

 以前、この網頁で大騒ぎをした『ティガ・ダイナ・ガイア ソフビにして欲しい怪獣人気投票』(初代ゾンネルに限定発売の星印がついてるのいないのというアレ)の結果が載っているんですが、これが何ともはや、意外な結果に!

 風の噂で、アルギュロスのソフビが出るらしいということは知っていたんです。テレマガの人気投票の結果らしいということで、そうかぁ、アルギュロスが一位になったのね、と思ったら違うんです。アルギュロスは2位。どうして1位の怪獣が商品化されないのかというと、ある意味商品化不可能というか、もう商品になっているというか……。

 最初、長谷川圭一さんから聞いたんですが、驚きました。長谷川さん(テレマガ、発売日にきちんと買ってる(^^;))はいたずらっぽく
『古怒田さんのキャラクターですよ』
 と言うんです。えっ? ……ティグリスじゃないし……まさかディグローブ?
『──ニセウルトラマンガイア』

 ……いやぁ、参りました。そりゃ確かに私の脚本回のキャラクターだし、その意味では凄く嬉しいんですが、ちょっと複雑です。自分としては、ティグリスかブリッツブロッツがもしかしたら……と思ってはいたんですが、まさかそう来るとは。
 でもなぁ……このアンケートって、商品化のリクエストなわけでしょ……ニセガイアって、初期ヴァージョンのガイアと寸分違わないってのが売りなわけで……(^^;)。ということは、胸の赤いガイアのソフビを『ニセウルトラマンガイア』って書いたパッケージに入れて売って欲しいということですか? なんかアタマ痛い……(^^;)。
 ちなみに2位アルギュロス、3位ビゾーム、以下テラノイド、コッヴ(初代)と続きます。この結果からハッキリと分かるのは、今の子どもたちはいわゆる『怪獣らしい怪獣』よりも、人間に近い体型の、ウルトラマンの亜種的な敵役が好きだということ。

 これは怪獣ファンとしてはちょっと寂しいですが、仕方ないかもね。恐竜型の怪獣らしい怪獣や、変な形をした怪獣(ブルトンとか恐竜戦車とかタコ系の宇宙人とか)が好きな子どもは少数派なのかな。でも、そういう子どももいると信じたいです。

 しかし、そういう意味では、ニセウルトラマンが大挙登場する劇場版ティガは大正解ですね。劇場にたくさんの子どもたちが来るのが楽しみです。                                             


12.13 MILLENNIUM(Part2)

 待ちに待った(か?)新作、公開初日にうちの小僧と一緒に見てきました。
 たしかにいろいろ注文を付けたくなる映画ではありました(^^;)。しかし、平成ゴジラシリーズが84年の復活ゴジラを起点としたように、ここからまた新しいゴジラの歴史が始まる、そんなワクワク感に溢れた映画でした。今はもうそれだけで十分、そんな気分。
 公開初日にゴジラを劇場で見るというのは良いですよ、やっぱり。実は私、こういう職業でありながら、この日のために試写はおろか、シナリオすら読んでいませんでした(^^;)。職務怠慢? 

 いや、実をいえばお話ししたいことは山のようにあるんです。そりゃなんたって、ゴジラ映画の新作だもんねぇ。でも、まだご覧になっていない方も多いでしょうし、まだ黙っていましょう(最近、こんなんばっかね(^^;))あ、でも、ひとつだけどうしても言っておきたいことが。私にとってのクライマックスは、オルガ初期形態登場のシーンでした。あんなのが出てくるなんて知らなかったので、不意をつかれてのけぞりました。 いやー、燃えたー!(笑) どうしてその姿のままゴジラと戦ってくれなかったのか!

 今日の画像は劇場でGETしてきた限定版ソフビ。本当はブルーベリーが欲しかったんだけど、品薄らしくタンジェリンしかなかった(笑)。

 そうそう、おかげさまでカウンターが9万超えました。ビジターの皆様に感謝! 90000GETした方、よろしければご連絡下さい。なんか……します(^^;)。次は99999だね!


12.09 聖家族教会

 やっとMacに落ちてきた(涙)待望のSimcity3000。さっそく購入して、すでに130万人都市“Konucity”を生成してしまいました。われながら懲りないね。とにかく好きなんです、このゲーム。もうファミコン時代からの長いつきあいだしね。
 しかし、今回のパッケージには、非常に不満が。操作性がとっても悪いんです。というか、全体にWindowsライクなクセが強くて、へぼへぼ。一度開いたウインドウがいちいちクローズボックスをクリックしないと閉じないのも使いにくいし、コマンドする度に、本当に実行しますかと聞き返してくるのもうざったい。なによりMacの標準的なショートカットに対応していないというのが気にくわない。いつからこんなオバカサンなゲームに成り下がったんだ、Simcity?! 
 グラフィックスはより精緻になったし、マップも広くなったし、良いところはいろいろあるんだけど……。そうそう、これ、ハードディスクに日本語の名前を付けていると、エラーが起きてセーブできません。HDDを2台も増設し、起動ディスクに空き容量がなくて、外付けにインストールした私の8500G3では保存が出来ず、仕方がないのでiMacで遊んでいます。

 上の画像は、今回のヴァージョンから都市に配置できるようになったランドマークと呼ばれる実在の建造物から、アントニオ・ガウディの設計になるバルセロナのサグラダファミリア大聖堂。
 実は昨夜、長谷川圭一さん、吉田伸さんとお話ししていて、この教会の話題になりました。100年作り続けてまだ完成しない建物を、未だに作り続けているスペイン人って凄いよね、という話なんですが、吉田さんからさらに面白いことを聞きました。吉田さんのお友達(だったかな)が、実際にバルセロナでこの聖堂を見てきたんだそうです。中にはいると、外壁に沿ってずいぶん高いところまで螺旋階段があるのだけれど、その階段には手すりがない。ちょっと足を滑らせたら何10メートルも落ちてしまう。危険なことは分かっているのだけれど、そういう設計だから、手すりは付けない。
 これはね、凄いことだと思うんです。作品というものが、人間を試すというか、挑んでいるというか。決して人間の側におもねらない創作物。しかし、きっと人はその階段を上るんです。なぜならそれが“階段”であり、昇るように作られているから。こうなってくると、山と一緒ですね。危険だと分かっていてなぜ登るのか──それはそこに山があるからだ。芸術は自然の模倣であるとは、誰の言葉だったか忘れたけれど、ガウディの教会は、都市の真ん中にありながら、自然であることを主張する。創作物というのはそうであらねばと、感心した次第。最近の“作品”には“手すり”が多すぎやしませんか?

 吉田さんといえば、今夜放送された『THE ビッグ オー』はいかがでしたか? 私は衛星放送契約してないので見られませんが、5話まではビデオで見せていただいて、大ファンになってしまいました。長谷川さんによれば、吉田さん脚本の、再来週放送される第11話が、とにかく素晴らしいらしい(^^;)ので、皆様ご期待下さいませ。

 さらに、長谷川さんからは来春公開される劇場版『ティガ』の面白い話をたくさんうかがったんですが、まぁ、ここではお話しできないことばかり(^^;)。というのもイヂワルなので、ひとつだけお裾分けすると……長谷川さんの準備稿では、GUTSはもちろんスーパーGUTSのメンバーもほとんど登場していたのだけれど、マイだけが設定上の年齢の都合で出ていなかったんだそうです。設定上、中学生だからストーリーに絡めないんですね。でも、マイだけ出ないのもおかしいので、なんとかマイを出せる場面を作って円谷プロに持って行ったら、ちょうど円谷社長に、準備稿を読んだ山田まりやちゃん本人から『何で私だけ出ないんですか!』というお怒りの電話が(笑)。ちゃんと出番ありますよ、ということでメデタシメデタシとなったそうな。と、いうわけでGUTS&スーパーGUTSのメンバーは全員揃い踏みします。もうとにかく楽しみです。


12.05 一家に一匹

 いやはや、またまた20日ぶりの更新になってしまいました。ごめんなさい。

 さて、今回ご紹介するのは、商品番号M−11、辰年のお正月に相応しい、龍の置物です。なんといっても来る西暦2000年は辰年です。龍は古来家内に幸運をもたらすものとされており、特に首の数が多ければ多いほど良いといわれています。3本首のもの、8本首のものなどが出回っていますが、今回ご紹介する商品は何と9本ということで、御利益も従来の商品に比べておよそ1.5倍増(当社比)。材質は高級感溢れる18金、インテリアとしても大変素晴らしい、ぜひともお勧めしたい逸品です。ただいまご注文いただければ、年内のお届けになります。ご注文はフリーダイヤルかEメールにて!

 というのは真っ赤な嘘で、お察しの通りソフビを着色したものです。最近、ディスカウントショップや新聞の広告などで、こういう金属製の龍の置物が売られていることを知り、それじゃぁということで作ってみました。こうして出来上がったものを見ると、何となく御利益ありそうです(笑)。なんたって、東京を鎮護する良い怪獣ですからね。皆さんのご家庭にもいかがですか? いや、マジで。

 壬龍の塗装はソフビカラーの金を吹いた上に、暗緑色に調合したアクリル塗料で、立体感を出すための墨入れ。さらにエナメルのゴールドリーフをドライブラシして金属感を高めています。飾り台は木製で、自分で塗装し、赤のスエード地を張っています。屏風は既製品で1,400円也。宝玉は直径15ミリのアクリル球。ソフビ以外の必要なものは、だいたい東急ハンズで揃います。総額3,000円ぐらいかな。

 えー、本当にお久しぶりの更新で、毎度のことながら申し訳ありませんm(_ _)m。
 掲示板の方も、ちっとも書き込みせず、隆想先生からいや〜んな書き込みもあったりなんかしますが(^^;)、後ほど皆さんの書き込みにRESしますので、お許しを。今回はねー、特に仕事が忙しかったとか、そういうわけではないんですが……(^^;)。なんかひとつ止まるとすべて止まってしまうというのが私の悪い癖なのだな。これから年末で、ますます忙しくなるのにこの調子では……。がんばらなくてはね。