10.27  癒し系


癒されません?(笑)

 CDメーカー各社から、癒し系コンピレーションアルバムなるものが発売され、大ヒットしているとか。ラジオなどで、その中の曲が紹介されると、どれもこれも結構好きな曲だったりして、心外というか、シャクにさわります(笑)。戦メリのテーマとか入ってるんだから反則だよなぁ……(^^;)。
 もともと、癒し系うんぬんという言葉があまり好きではなくて、別に癒されなきゃいけないほど、こちとらくたびれちゃいねええええええええええええええええんだよ、というのがそのココロなのですが、近頃はなべて癒し系流行りですね。
 考えるに、最もヒットしている癒し系グッズというのは携帯電話ではないでしょうか? 街を歩いていても、車に乗っていても、駅で電車を待っていても、誰も彼もが携帯電話をかけているか、いじっている、あの光景は異様です。どうして携帯が癒しグッズなの? あれはコミュニケーションツールではないのと訝しがる向きもあるでしょう。しかし、あの、のべつ幕なしに電話をかけている姿からは、コミュニケーションしているというのとは別の趣旨が感じられるのです。用もないのに電話をかけるとき、その相手というのは概ね、無条件にこちらの言い分を聞いてくれる相手です。何かを伝えているというよりは、一方的に自分の言い分を聞いて欲しい、または、片時も誰かと話をしていない孤独に耐えることが出来ない、私の目にはそんな風に映ります。
 携帯電話とPCの普及によって、コミュニケーションの在り方、ひいては人間の存在の仕方というものは確実に様変わりしようとしています。物書きの私としては、それがどういう風に変わっていくのか、興味があるし目が離せません。しかし、願わくばそれが人間をよりよい方向に解放するものであって欲しい。単なる自己正当化や、偏狭な自分の内面世界を増長させるだけのものであって欲しくはないです。同様のことはこういう個人サイトにも言えるんで、その辺は自戒せねばと思いますが(^^;)。

 自分にとっての癒しグッズってなんだろうということで、手にとって元気が出るものを考えてみたら、バットでした(笑)。先日の野球大会のために買った石井琢郎モデルのミズノのバット、握って構えるだけで勇気百倍!(笑)


10.26  駅前ボーグ星人

 最近、おもちゃもあんまり買っていなくて、画像のネタがありません。プライズの可動ウルトラマンは、一体ずつ写真を撮ればよかったなぁ(^^;)。出し直しになったバンダイの怪獣ソフビ、レッドキングとゴモラもまだ買っていません。いつでも買えると思うとあせって買う気が起こらないものですね(^^;)。仕方がないので、今さらながらボーグ星人。背景は大宮東口駅前です。昔ながらの、いかにも埼玉という感じの雑然とした商店街で、開発が進んだ西口より好きなんだよね。大宮といえば、もうすぐワーナーマイカルが出来るらしいので、映画を見に行く機会も増えるかな。


10.23  ウルトラ3兄弟

 まずは強くなりすぎた野球サイトのイメージを払拭するべく(笑)オモチャの画像から。以前に小中さんのサイトでも紹介されていましたが、プライズの可動人形・ウルトラマン、セブン、ティガ。例によってゲーセンで見つけて欲しくなり、かなりムキになってGETしたので、いくら掛かったかは内緒(笑)。とってもよく出来ていて、ソフビ怪獣と戦わせたりしてかなり遊べそうなんですが、首と足首が水平にしか回転しない(上下に動かない)のが非常に惜しい。首の上下は人形の視線を決めるのに重要だし、足首が自由に動かないと、膝を曲げるポーズをつけたとき、立たせるのに難儀します。こういう可動人形に、いかにカッコイイポーズをつけて立たせるか、つい燃えてしまうのはキャラ物世代の性ですわね。足の裏に両面テープなんて邪道は決して許しません(笑)。そうそう、かなりヤワな素材で出来ているので、動かすときは気をつけて。ウチのウルトラマンはすでに右の足首に真鍮線が入ってます(^^;)。

『宇宙船』の編集で深夜まで銀座にいたときのこと、帰りがけにお腹がへって何か食べたいなと思っていると、どこからともなくチャルメラの音が。「グッドタイミング! ラーメン食べて帰ろう」と思って店を探そうとすると、なぜかチャルメラの音は例のお決まりのメロディではなく、妙な曲を奏で始めました。音のする方を眺めてみると、ラーメン屋のオヤジではなく、スコットランド人(本物か?(^^;))がバグパイプを吹いているではありませんか。ああ、がっかり。夜中に銀座の街角でそんなもの吹くなら、ラーメンの一杯も用意しとけってんだ!

 さて、昨日放送された『鉄甲機ミカヅキ』、関東地方の方はちゃんとご覧になりましたか? これから見るという方にはネタバレになるし、ここでは特撮作品の作品評のようなことはなるべくしないつもりなので、最低限の感想なのですが──面白かった! クラウドのスタッフの方と知り合いであったり、自分が『宇宙船』の記事を担当したという贔屓目抜きに、大変満足しました。SFイメージの豊かさは雨宮監督ですから保証付きですが(スイカの種の怪物=スイカノイドが最高!)、複雑な設定や、わかりにくいシチュエーション、ストーリー上の心理描写を懇切丁寧に映像で理解させようという心配りがあって、とても楽しめました。心理描写の点でいうと、インサートカットがこまめに挿入されていたことが大きいと思います。また、SF設定やシチュエーションの分かり難いところには、モニターCGが挿入されて、理解を助けてくれるんですが、これが非常にセンスの良いデザインで、しかも分かり易い。個人的には月光機の脱出装置が起動したとき、モニタの下の方に書かれていた「ゴ無事ヲオ祈リイタシマス」という一文に大受けしてしまいました。第二夜が本当に楽しみです。それにしても11月25日(土)って放送日、いつの間に決まったんだ??


10.22 リスペクト田代富雄


オバQといえば、今でこそ高橋尚子ですが、その昔は大洋の四番打者・田代富雄の代名詞。
写真は、この後見事ショートゴロを放ちゲッツー崩れで一塁ランナーとなるweb master(笑)

……お母さん怖いよ、昨日書いた原稿が、今日ゲラになって出てくるよ(^^;)……


 というわけで(^^;)、素晴らしい写植屋さんと印刷所さんのおかげで、今回も無事、『宇宙船』の編集作業が終わりました。内容については、下のほうの新刊案内をご覧ください。11月1日発売ですので、ぜひお楽しみに!

 さて、『宇宙船』が終わったからといって暇になったわけではなく(^^;)、もうひとつ、別の仕事が残っているんですが、ひとつのことに集中できるという点で今までとはプレッシャーが違います。

 最近、ここといい掲示板といい野球の話が多くて、何のサイトだかよくわからなくなっていますが(^^;)、本当に最近、野球が楽しくて仕方ありません。もちろん、9月のはじめに行ったコヌラボ野球大会もとても楽しかったし、その前に入った草野球のチームでの試合も、本当に面白くて、この歳になって野球小僧もないんですが、すっかり野球三昧の日々です。だれか私に野球映画かアニメのシナリオ書かせてくれないかなぁ……(^^;)。
 草野球の方では、今月のはじめにやっとユニフォームが出来上がってきて、リーグ戦の最終戦でやっと自分の背番号で試合に出ることが出来ました。あんまり嬉しかったので、今日の画像はその晴れ姿を公開(笑)。サイズがピッタリで、我ながらなかなかの着こなしだと思っています。これで実力が伴えばなぁ……。

 野球といえば、本当にこの数ヶ月、いろんなことがあって話題には事欠きませんねぇ。

(以下しばらく野球の話題になりますので、興味のない方は飛ばしてくださいませ(^^;))

 昨日の日本シリーズ第一戦も、ちょっと悔しいけれど本当に面白い試合でした。工藤が投げ、松井と城島と松中が打ち、8回裏までは日本シリーズに相応しい大接戦でしたね。しっかし、中継でもそのあとのスポーツニュースでも、解説者は誰も言いませんが、今日の試合のを決めたのは誰がどう見たって同点の9回表にあのマッキーを投入した長嶋ミラクル采配ではありませんか?(笑) シーズン中、幾度となくああいう重要な場面で槙原投手が登板し、ジャイアンツが劇的に敗れるシーンをわれわれ非Gセ・リーグ球団ファンはどれだけ目撃してきたことか。対阪神戦のバックスクリーン3連発といい、横浜・佐伯のボーク後打ち直しホームランといい、大舞台であればあるほど劇的に打たれる槙原投手は、わが家では負けッぷりの良さでは日本一の定評があります。今日だって、9回表のピッチャーが槙原だとコールされた瞬間から風雲急を告げ(笑)、ドーム全体に嵐の予感が漂っていましたからね。槙原を抑えのエースと位置づけるなら、当然リードしてからの登板でしょう。病み上がりですから、中継ぎとしてのテスト登板かも知れませんが、それなら、打たれても傷が浅いもっと早い回のほうが良かったはず……。でも、長嶋批判がタブー視されているマスコミでは、誰もそんなことは言いません(^^;)。やれやれ。

 一方、わが横浜ベイスターズの来季監督には、森祇晶が就任。仕方がないので単語登録しましたよ、“祇晶/まさあき”(笑)。マスコミでは、これで来季の横浜は強くなるともっぱらの評判ですが、大洋ホエールズ時代からチームを応援しているファンの脳裏に過ぎるのは、同じく“名将・知将”ともてはやされ、三顧の礼で大洋入りした古葉竹識監督が指揮を執った3年間の暗黒時代……(爆笑)。どんな良い監督が来たって、チームと反りが合わなきゃそんなもの、という事実を骨身に染みて知っているだけに、素直に喜べません。まして、38年ぶり日本一という夢をファンに見せてくれたあの権藤監督の野球とは、180度正反対の野球をやる監督でしょ(^^;)。まあ、今年などは選手たちは権藤イズムに飽きて、ベンチワークに飢えていたといいますから、もしかしたら杞憂なのかも知れませんが……。しかし、超攻撃的2番バッター・波留なんか、バントをしない権藤野球の申し子ですから、下手すりゃトレードされてしまうんじゃないかと、本気で心配です。

 その森祇晶(一発変換できるのが嬉しいのでフルネーム)、週刊朝日だの日刊スポーツの一面だの、“来季横浜監督”の肩書きをフルに活用して、「今年の日本シリーズはジャイアンツの圧勝。あの戦力なら監督が昼寝していても勝てる」と、ジャイアンツを持ち上げるふりをしながら、実は長嶋にプレッシャーをかけまくり(^^;)。人知れず密かに足を引っ張っているあたり、すでに策士の片鱗を見せ始めています(^^;)。そんな思惑たっぷりの森を横目に、カープからFAでジャイアンツ入りした川口和久の解説に説得力がありました。いわく「どんなにビデオを見ても初めて対戦する投手を、打者はそうそう打てるものではない。最近の日本シリーズが投手有利ということは、大量得点試合の少なさ、逆転勝利の少なさが物語っている。ジャイアンツの超重量打線が思うようにホームランを打てなければ接戦となり、試合巧者のダイエーが圧倒的に有利。したがって日本シリーズは4-1でダイエー」という大胆予想。しかし、昨日の試合などを見ていると、まさにその通りの展開であって、川口さすがと唸らざるを得ません。ていうか、予想大ハズレだったらどうするんでしょう、ウチの次期監督?(^^;)

……明日は野球以外のことも書きますので、野球好きじゃない方も、見捨てないでね(^^;)。


10.07 フッキーのお父さんはまだ近鉄のコーチ?(^^;)

 このページを毎日チェックしてくれていたみなさん、たまに更新していないかと確かめに来てくれていたみなさん、本当にごめんなさいm(_ _)m。3週間以上のご無沙汰でした。
 昔から、言い訳はしない方が男らしくて潔いのか、一応ワケを話して納得してもらった方がいいのか、悩むところで、私としては言い訳しない主義だったんですが、最近になって、どんな理由であれ説明した方がいいという人もいることがわかって、さらに困ってしまいます。まあ、相手と場合によりけりなんでしょうが、今回の場合は更新休んでいた間、何をしていたのか、書かないというのはあまりに失礼ですよね。
 実際のところ、「これ」という理由はないのです。最初のつまずきは、9月の後半に、ある資格試験を受けて、その受験勉強その他もろもろのために更新が滞り、そのあと、三重の母の実家に行ったり、ちょっと用事が重なって、なんとなく復帰するきっかけを失っていたのでした。仮にも物書きですから、あまりつまらないことも書きたくないし、しばらく更新を休んでいて、久しぶりに更新したらこんな話かい、とガッカリされるのも嫌なんで(^^;)、休止期間が長くなるごとにプレッシャーは重くなり、2週間休んだ頃には、もうよほどの大ネタでない限り更新できないと思いこんでしまうのでした。そこから立ち直って、どんなつまらないネタでもいいから更新しなきゃ!と思う頃には、仕事が忙しくなり、もちろん『宇宙船』もあったのですが、イレギュラーで舞い込んだCGの仕事(大量)でPCがふさがってしまったり、まあ、いろいろとありまして……。
 そうそう、すでに掲示板でタレコミがありましたが、こんな仕事もしていました。ケイブンシャより発売中の『全ウルトラマン特撮研究』。10年ぐらい前に発売された本の増補改訂版で、ティガ、ダイナ、ガイアに関する増補部分の執筆を担当しました。一応私もスタッフの端くれ(^^;)、どう書いても内輪褒めになることは避けられないからペンネームにしようかとも思ったのだけど、本名で載ってます(^^;)。よろしければ、ご一読下さい。私の執筆部分はともかく、元山掌さんら、諸先輩ライターによる旧シリーズの解説には、一読の価値アリです。

 さて、『宇宙船』の執筆も終わっていないっていうか、まだまだこれからなんですが(^^;)、一応連休前なので一息ついています。
 以前、篠原さんtodieで書いていたけど、家でやる仕事が多くなって外出しないと、ほんとに精神的に煮詰まってしまいます。ファクスとかe-mailとかが発達して、家に居ながらにして仕事ができるようになったのは本当に便利なんだけど、一方で外出の機会が減り、同僚ライターと顔を合わせることが少なくなってしまったのは弊害ですね。本当に煮詰まってしまいます。グツグツグツ。精神的に煮詰まると、当然書くものや作るものも煮詰まったものしか出来なくなり、どんなに時間をかけても自分でOKが出せなくなってしまう。『宇宙船』の仕事に関しては、取材などがあって刺激になるのでいいんですが……。

 さて、更新停止中にメールを下さった方や、掲示板に書き込んでくださった方から『ジャイアンツの優勝で落ち込んでますか』という暖かい(^^;)お言葉をいただいたんですが、正直なところ、もうかなり吹っ切れました(^^;)。そこで、一応今年のプロ野球に関しての総括を書いておきますね(笑)。

 今年は春先からジャイアンツの調子がよくて、確かに面白くないシーズンでした(^^;)。FAやドラフトでの逆指名など、金に飽かせた補強はもちろん不愉快だし、今年は特にそういう方法で入団した選手が活躍したので、その思いもいっそう強かったのですが、よくよく考えてみたら、今年ジャイアンツが優勝するのは、補強のおかげではない、ということに気がついたんです。いや、もちろん、あの大補強がなくて、工藤や江藤、メイや高橋尚がいなかったら今年の優勝はありませんよ。しかし、それだけではない、今年はジャイアンツの選手の調子がよかったから(逆にライバルチームの選手が不調だったから)ジャイアンツは優勝したのだという、当たり前のことに気がついたのです。だって、考えてみれば、ジャイアンツは毎年のようにどんどん選手を補強してきました。それでも、去年までは優勝できなかったんです。どんなにいい選手をとっても、采配がまずかったり、チーム内に不和があったりでダメでした。しかし、今年は、主砲の松井をはじめ、調子のいい選手が多かった。特に仁志! 全日本の4番を打った栄光が忘れられず、ホームラン狙いのバッティングで三振ばかりしていた先頭打者としては失格の選手が、どういうワケか今年はその振り回したバットにボールが当たってホームランを量産。私は密かに優勝のMVPは仁志だと思っています。また、補強組の工藤、江藤、メイ、そして清原、マルチネス、さらに逆指名入団組の二岡、高橋尚も、たまにスランプはありましたが概ね好調でした。選手層が厚いから、誰かが不調になってもいくらでも代わりに好調な選手が出てくるということはありましたが……。しかしまあ、つまるところ、好調の選手をたくさん擁している球団が優勝するというのは、野球の原則ですから、これはもう、仕方ないと思います。同じメンバーでも、来季も優勝できるとは限りません。セリーグは6球団あって、どのチームも6年に1度ぐらいは優勝のチャンスが巡ってくる。ジャイアンツの場合、今年がその巡り合わせだった──そう思うのです。

 と、私自身は一応納得し、精神衛生的にも良好な状態を保つことに成功しているわけですが(笑)、知り合いと話をしていると、今年のジャイアンツのあまりにも強引で予定調和的(に見える)優勝により、世間のプロ野球に対する関心の低下は危機的な状況にあると感じます。私みたいに野球大好きな人間は、それでもこうして興味を失わないけれど、世の中の多くの人のプロ野球に対する印象はというと……「出来レース」「片八百長(古い(^^;))」「年寄りのオモチャ」──。試合をしているのは選手のハズなのに、マスコミで大きく名前を取り上げられるのは監督ばかり。ジャイアンツが勝つと、新聞の一面には殊勲をあげた選手ではなく「長嶋」の文字が……。これでは、年寄りはともかく、長嶋の現役時代を知らない若者には興味を持てという方が無理でしょう。そう考えると、諸悪の根元は、ジャイアンツをあんな病気チームにしてしまったナベツネと、ちっとも選手に目を向けないスポーツマスコミが悪いということがよくわかります。このまま日本のプロ野球が衰退してしまったら、彼らはどう責任をとってくれるのでしょう?

 本当はさらに横浜のことを書きたかったんですが、今晩は遅くなってしまったので、この辺で(^^;)。続きは後日書きます(^^;)。