『宇宙船』86号、ウルトラメカ特集号の表紙のために作ったCGです。例のゼアスの表紙以来、3DCGを作っていないにも関わらず、巻末に表紙CGとしてクレジットされ続けていることを、実はちょっと後ろめたく思っていました。まあ、写真のコラージュもコンピュータで作ればCG=コンピュータグラフィックスであって、別にウソではないんですが、一般にCGというと、やっぱりみんなポリゴンで作ったものを想像するでしょ。そういう反省もあって、久々に、というか一度写真素材を使わず、3Dだけで表紙を作ってみようと思ったんです。
はりきって作ってはみたものの、結果としてはやはり荷が重すぎました(^^;)。ファイターはいいとしても、このエリアルベースは金属の質感や重量感がまったく表現できなかったし、ディテールもまったく不足していて、まるで放送当時バンダイから発売されていたオモチャそのものです。恥ずかしかったので、実際の表紙では背景にしてぼかしてしまいました。今だったらもうちょっとましなものが出来ると思うんですが……。趣味でやるならこのレベルでも楽しいのだけど、お金をもらってやった仕事としては、かなり忸怩たるものがあります。